研究課題/領域番号 |
16700074
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
計算機システム・ネットワーク
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
阿多 信吾 大阪市立大学, 大学院工学研究科, 講師 (30326251)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2004年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 分散ファイルシステム / コンテンツ配置 / 基準点 / トポロジ近似 / サーバ選択 / 並列ダウンロード / トポロジー近似 / ネットワーク計測 |
研究概要 |
本年度は、昨年度に提案したネットワークトポロジーの近似化手法を利用し、クライアントからサーバへのファイル保存の際に必要となる、ファイルからブロックへの分割、およびブロックの分散配置について検討する。ブロックをサーバに転送する際、同時に複数のサーバに対して別々のブロックを転送することで、転送時間を軽減できる可能性がある。この問題は、複数サーバからの並列ダウンロードと同様に考えることができる。そこで、本課題では、平成16年度に得られた成果である、近似トポロジを用いた並列ダウンロードの手法を応用した、新しい分散ファイル配置手法を提案した。具体的には、基準点間の近似トポロジマップを用い、クライアントから各ファイルサーバへのリンク共有数を求める。そして、その共有数の分散および平均が小さくなるよう配置するサーバを決定する。 シミュレーションによる性能評価の結果、リンク共有数の分散あるいは平均が小さくなるようサーバを選択することによって、異なるクライアントから並列ダウンロードを行った場合のスループットの分散も小さくなることが示された。このことは、クライアントの位置に依存しない、安定した転送性能を提供できることを示している。このように、提案手法を用いることにより、ユーザが様々な場所からファイルをダウンロードする環境において、物理的な場所に依存しないダウンロード性能を実現できることを示した。 また、平成16年度において提案した物理トポロジを考慮した並列ダウンロード手法について、インターネット上で分散されたファイルサーバに対して実際に提案手法を適用しダウンロード実験を行った。その結果、提案手法により従来の方法と比較してより高いダウンロード性能を実現することができることを示した。
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