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データハイディングによるマルチメディアコンテンツ埋め込み型ファイルシステムの実現

研究課題

研究課題/領域番号 16700096
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 メディア情報学・データベース
研究機関京都大学

研究代表者

日置 尋久  京都大学, 大学院人間・環境学研究科, 助教授 (70293842)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2005年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2004年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
キーワードステガノグラフィ / マルチメディア / ファイルシステム / 大容量データハイディング / 擬似ランダム置換 / 知覚的等色空間
研究概要

本研究では,ステガノグラフィの技術をベースとして,複数のマルチメディアコンテンツ(コンテナ)に分散してファイルシステムを隠す枠組みを新たに構築した.カモフラージュになるコンテンツに自然に見える形でデータを隠すステガノグラフィの手法は既に多数提案されているが,そこで対象とされていたのは単一のコンテナのみであった.本研究では,複数のコンテナに分散して埋めこみを行うことで,実用的なサイズのファイルシステムを自然な形で隠すことを可能とした.
これまでに本研究で開発したファイルシステムは,プラグイン構造をとっており,プラグインを別途記述することで,さまざまなコンテナをその種類に関わらず扱うことができるようになっている.また一旦作成したファイルシステムに新たなコンテナを追加することでファイルシステムを拡張することができる(研究発表[1]).ただし,ファイルシステムは外部からのコンテナへの改変に対する耐性を備えていない.
平成18年度はファイルシステムに頑強性をもたせるための研究を行った.現在はファイルシステムを構成する各コンテナがもつデータには冗長性がないため,一つコンテナを失うだけでファイルシステムの少なくとも一部は利用不能となる.そこで本研究ではミラーリングで頑強性をもたせることを検討した.埋め込むデータをブロック化して,同じブロックがn個存在するようにして,コンテナ集合の各要素に他の要素へのリンクとなるデータを冗長に埋め込んでおくことで一部のコンテナが改変されてもファイルシステムの維持が可能になる.また冗長度が少なくなったブロックを復元する仕組みも導入することで,ファイルシステムに頑強性を与えられると考えられる.

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007 2004

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] Crocus : A Steganographic Filesystem Manager2007

    • 著者名/発表者名
      HIOKI Hirohisa
    • 雑誌名

      Proceedings of the ACM Symposium on Information, computer and Communications security (ASIACCS'07)

      ページ: 344-346

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] A Scattered Hiden File System2004

    • 著者名/発表者名
      HIOKI Hirohisa
    • 雑誌名

      Proceedings of Pacific Rim Werkshop on Digital Steganogtorph 2004

      ページ: 89-95

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] A High Capacity Data Embedding Scheme for Color Images2004

    • 著者名/発表者名
      HIROKAWA Tomoya, HIOKI Hirohisa
    • 雑誌名

      Proceedings of Pacific Rim Workshop on Digital Steganogtorph 2004

      ページ: 1-6

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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