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計算機クラスタ上での動的なトランザクションスケジューリングに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16700114
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 メディア情報学・データベース
研究機関広島市立大学

研究代表者

田村 慶一  広島市立大学, 情報科学部, 助手 (80347616)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードデータベース / トランザクション処理 / TPモニタ / 並列分散処理
研究概要

本研究は,計算機クラスタ上において,サイト数,各サイトの負荷,トランザクションのデータへのアクセスパターンと発生率の4つを考慮した動的なトランザクションスケジューリング法の開発を研究目的としている.
本年度は具体的に以下の2つの点に関して,プロトタイプを試作するとともに,以下の2つの点について具体的な評価をおこなった。
(1)トランザクションのデータへのアクセスパターンから「ある種類のトランザクションは複数のサイトで実行可能」,「ある種類のトランザクション同士は同じサイトで実行させるべき」などの情報を取り出し,トランザクションを割り振るサイトとサイト数を決定する方法:
データへのアクセスパターンを考慮することでトランザクション処理性能が向上することを確認するために,TPC-Cベンチマークを例に,TPC-Cベンチマークの5つのトランザクションごとのアクセスパターンを解析した.次に,トランザクションの実行サイトをアクセスパターンにより振り分けることとで効果的にトランザクションを実行できることを確認した.また,種類ごとにトランザクションを実行することや,割り当てるサイト数を変化させることで,高い処理性能が得られることを確認した.
(2)サイト数,各サイトの負荷とトランザクションの発生率から動的にトランザクションを実行するサイト数を拡張・縮小し,最適な負荷のバランスを取る方法:
動的負荷分散手法として,receiver-initializationベースの負荷分散手法の拡張を検討した.シミュレーションによる評価により,負荷分散手法として,receiver-initializationベースの負荷分散法を拡張したアルゴリズムにより,動的にトランザクションを実行するサイト数を拡張・縮小することができることを確認した.

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] PCクラスタにおける混合整数計画問題の並列処理とその性能評価2005

    • 著者名/発表者名
      田村 慶一, 岩木 稔, 高木允, 北上 始
    • 雑誌名

      情報処理学会論文誌 数理モデル化と応用 46,SIG 17(TOM 13)

      ページ: 56-69

    • NAID

      110002914266

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 並列Modified PrefixSpan法における負荷分散手法2005

    • 著者名/発表者名
      高木 允, 田村 慶一, 周藤 俊秀, 北上 始
    • 雑誌名

      情報処理学会論文誌 数理モデル化と応用 46,SIG 10(TOM 12)

      ページ: 138-152

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] Modified PrefixSpan法の並列化と動的負荷分散手法2005

    • 著者名/発表者名
      高木允
    • 雑誌名

      情報処理学会論文誌数理モデルと問題解決 発行予定

      ページ: 15-15

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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