研究課題/領域番号 |
16700128
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
知能情報学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
赤石 美奈 東京大学, 先端科学技術研究センター, 助教授 (60273166)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2004年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 語彙連鎖 / WordColony / 語の吸引力 / 物語 / 連想的情報アクセス / 情報視覚化 / 分節 / Word Colony / 共起 / 視覚化 |
研究概要 |
本研究においては、情報アクセス空間における「発想支援」に焦点を当てて、情報にアクセスすることで、ユーザの独創的な発想・ひらめき・着想を引き出すきっかけを得ることのできる、連想的情報アクセス手法の確立、および、インタフェースの開発を目指した。 近年、様々な分野において、電子化された膨大な情報が蓄積されており、これらの有効利用の具体的手法が求められている。様々な組織において、保存されているデータや記録に対する、多様な視点、柔軟なものの見方の必要性・重要性は認知されているが、具体的な利用方法の研究は充分とはいえない。 膨大な記録や資料を有効に利用するためには、利用する際の文脈に沿った情報提示が必要であるが、情報を記録した時の文脈と、情報を利用する時の文脈は同じとは限らない。また、特定の情報を含みうる文脈を事前にすべて想定しておくことは不可能である。そこで、利用時の文脈に基づき、動的に情報を再構成して提示する技術の研究を行った。 文書には、作成時の文脈に沿い複数のトピックが含まれている。新しい文脈にあわせて情報を再構成するためには、元の情報を適当な粒度に分割するための文書分割技術が必要である。また、文書の内容を簡易提示するための視覚化技術は、文書の内容を俯瞰するとともに、関連情報をたどるための文脈を示唆する必要がある。そこで、新しい文脈にあわせて情報を再構成するために、元の情報を適当な粒度に分割するための文書分割手法の開発を行い、昨年度開発した文書内容視覚化ツールWordColonyと組み合わせることにより、文書の内容を俯瞰するとともに、関連情報をたどるための文脈を示唆する機能を実現した。
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