研究課題/領域番号 |
16700147
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
知能情報学
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研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
下薗 真一 九州工業大学, 情報工学部, 助教授 (70243988)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 時間割作成問題 / 組合せ最適化 / ヒューリスティック探索 / データベース / 時間割設計 / データベースシステム / 制約充足問題 / 作業時間割当て問題 / 制約条件記述式 |
研究概要 |
多様な制約条件や要望を満たしながら、作業者と作業、時間の最適な対応表を作成する問題は、大学の講義時間割の作成、病院の看護婦勤務スケジュール作成、ホテルの部屋割り管理、その他多くの適用分野がある。本研究では、これらを一般化した最適作業時間割問題として定式化し、(1)問題の定式化、(2)データの入力・管理、(3)多様なアルゴリズムによる最適解探索の、三つの独立した部分による問題解決方法を確立した。平成18年度は、新たに汎用関係データベースを用いたルールと要望の記述ならびに評価が可能なシステムを構築し、学内の協力者に公開することで大学の講義時間割作成に実際に用いて、これまでのシステムとの比較検討なども行った。また利用者からのフィードバックに基づき、より実用的なシステムの構築のためのノウハウを収集した。 ルールや要望の記述と評価を外部の汎用関係データベースに行わせるため、計算に必要となる時間はやや増えた。しかし、ルールや要望の書き換えに特殊な学習やプログラミング技能を必要とせず、ユーザーが随時自由に変更や検討を行うことができるシステムが得られた。また、研究会での発表を通じ成果およびシステムの広報を行った。プラグイン方式でさまざまなヒューリスティック探索アルゴリズムを利用できるようにする機構は組み込めなかったが、システムがJava言語で書かれているので、同言語の仕組みを用いて実現することは比較的容易であると考えられる。
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