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マルチエージェントシステムにおけるファジィ分散制約充足に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16700215
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 感性情報学・ソフトコンピューティング
研究機関北海道工業大学

研究代表者

三田村 保  北海道工業大学, 工学部, 助教授 (80271641)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードマルチエージェント / 分散充足制約問題 / ファジィ制約 / 分散制約充足問題
研究概要

本研究は,動的な制約およびあいまいな制約を取り扱えるように発展させた計算モデルを開発し,現実の応用への適用可能性を高めようとするのが目的である.種々の条件を厳格にするとシステム全体としての整合性を満たす解が存在しなかったり,存在したとしても発見するのに大量の計算時間を要したりする場合,モデルにあいまい性を取り入れることにより,この困難を緩和することができ,現実的なシステムの構築が可能となる.本研究は新しい観点から分散制約充足系を拡張して問題を形式化し,それを取り扱うエージェントのアルゴリズムを設計し,現実の計算機ネットワーク上で稼動するソフトウェアとして実装する.
本研究は,「問題の形式化」,「アルゴリズム」,「応用」,「実装および評価」の4段階のステップを踏みながら実施する.本年度は「応用」と「実装および評価」について研究を行った.
3 応用
以下の問題を応用として取りあげ,本研究の枠組みの中で統一的に論じる.
「構造モデリングにおける合意形成システム」
システム開発の初期の段階でシステムの構造をデザインするための技法が構造モデリングであるが,構造の決定にはシステムに関与する複数の組織の利害やものの見方がからむため,合意形成プロセスが重要な役割を果たす.それらの組織や見方をエージェントとみなすとこれは分散制約充足系としてモデル化できる.ここでの制約は,人間同士の調整を促進するためのある種のあいまい性を含んでおり,また,環境の変化による制約構造の変容が意思決定プロセスに影響を及ぼすという点で動的である.このシステムを本研究の中でモデル化し検討した.
4 実装および評価
ここまでのアルゴリズムおよび応用を現実の計算機ネットワーク上で稼動するソフトウェアとして実装し,その特性を実験的に調べ,効果を明らかにした.
本研究の研究成果を国際会議において公表した.

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (5件)

  • [雑誌論文] Spread-Repair Algorithm for Solving Extended Fuzzy Constraint Statisfasction Problems2005

    • 著者名/発表者名
      Y.Sudo, M.Kurihara, T.Mitamura
    • 雑誌名

      Proceeding of The Fourth IEEE International Workshop on Soft Computing as Transdisciplinary Science and Technology(WSTST'05)

      ページ: 914-923

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] Characteristic Analysis of Agents in Adaptive Consensus Formation Models2005

    • 著者名/発表者名
      H.Oumi, T.Mitamura, T.Oohori, M.Kurihara, T.Yoshikawa
    • 雑誌名

      Proceeding of The Fourth IEEE International Workshop on Soft Computing as Transdisciplinary Science and Technology(WSTST'05)

      ページ: 1329-1337

    • NAID

      110004757962

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 連続離散混合領域におけるファジィ制約充足問題とその反復改善型解法2005

    • 著者名/発表者名
      須藤康裕, 栗原正仁, 三田村保
    • 雑誌名

      日本知能情報ファジィ学会誌 17・3

      ページ: 367-375

    • NAID

      110002696400

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] Extending Fuzzy Constraint Satisfaction Problems2004

    • 著者名/発表者名
      Y.Sudo, M.Kurihara, T.Mitamura
    • 雑誌名

      Proceeding of AFSS'2004 (The Sixth International Conference of Fuzzy Systems)

      ページ: 26-30

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] Hybrid Domain Fuzzy Constraint Statisfaction Problems and Spread-Repair Algorithms2004

    • 著者名/発表者名
      Y.Sudo, M.Kurihara, T.Mitamura
    • 雑誌名

      Proceeding of SICE Annual Conference 2004

      ページ: 2118-2123

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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