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超並列型遺伝的アルゴリズムの設計と実現

研究課題

研究課題/領域番号 16700226
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 感性情報学・ソフトコンピューティング
研究機関統計数理研究所

研究代表者

染谷 博司  統計数理研究所, モデリング研究系, 助手 (00333518)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2005年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード進化型計算 / グリッド / 分散計算 / 並列計算 / 最適化
研究概要

前年までの研究において,本研究課題の改良の対象であるGSAはグリッド環境に適した進化型計算のひとつであることを明らかにしている.GSAは,関数最適化問題において探索空間内の中央付近を重点的に探索するという特徴があるが,一方,これは,探索空間内の境界付近の探索能力に劣るという側面をもつといえる.そのため,最適解が探索空間内の境界付近に位置する問題に対しては,高い性能を示すことができないことが指摘されている.この問題に対し,研究代表者らは,探索空間をトーラス状に変換することで,探索空間内を均一な初期条件で探索することを可能にする手法を提案している.本研究ではまず,変換されたトーラス状の探索空間内におけるGSAの挙動を解析し,GSAを探索空間のトーラス変換手法と併用することで,探索空間内の境界付近の探索能力を高めることが可能であることを示した.一方,トーラス変換手法を併用することにより,計算時間が増大することが知られている.これに対する一方法として,GSAをグリッド環境上において実行することによる計算時間の短縮が有効であるとの考えに至った.現在,設計された超並列型GSAの利点を十分に活かしうる応用問題への適用を進めている.また,GAによる超並列な計算の研究意義を主張するにあたり,既存の広く知られた最適化手法であるシミュレーテッド・アニーリングやギブスサンプラーなどによる超並列計算の可能性を検討した.

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] A Robust Real-Coded Evolutionary Algorithm with Toroidal Search Space Conversion2005

    • 著者名/発表者名
      染谷 博司
    • 雑誌名

      Soft Computing Vol.9, No.4

      ページ: 254-269

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] マルコフ連鎖モンテカルロ法の分子計算による実現の一検討2005

    • 著者名/発表者名
      染谷 博司
    • 雑誌名

      電気学会 電子・情報・システム部門大会2005 講演論文集

      ページ: 466-469

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] グリッド環境に適した遺伝的アルゴリズムによる最適化2004

    • 著者名/発表者名
      染谷 博司
    • 雑誌名

      統計数理 第52巻, 第2号

      ページ: 381-391

    • NAID

      40006612157

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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