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脊柱型ロボットを応用した手術用内視鏡の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16700383
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 医用システム
研究機関宇都宮大学

研究代表者

嶋脇 聡  宇都宮大学, 工学部, 助手 (10344904)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
キーワード内視鏡 / 医療機器開発 / 多関節ロボット / 角度計測 / 関節角度 / 三次元モニター
研究概要

効率的な内視鏡下手術の実現のため、軟性内視鏡の特徴である柔軟性と硬性内視鏡の特徴である視野の固定性を兼ね備えた屈曲操作が可能な医療用高自由度内視鏡のモデルを開発し、各性能を比較して評価を行った。
開発した内視鏡モデルは3種類である。それらは,(1)各関節にギアを内蔵したギア内臓型、(2)プーリを介したワイヤ駆動で固定しユニバーサルジョイント機構を持つ独立駆動型、(3)10関節毎にワイヤを固定しユニバーサルジョイント機構を持つ連携駆動型であった。ギア内蔵型は3種類のステッピングモータを搭載しており、各関節は回転運動と屈曲運動から構成された。独立駆動型と連携駆動型の各関節は手元に設置されたステップモータからプーリとプーリベルトを介して動力を伝達する腱駆動方式である。各関節は2つの屈曲運動から構成された。全てのモデルはファイバースコープを搭載することができる。性能評価項目として、モータステップ数に対応する関節角度と角速度とした。関節角度はデジタル角度計にて計測し、これを時間微分して各速度とした。モータの回転数に対応した理論関節角度および理論角速度を算出し、測定値との比較を行った。
(1)ギア内蔵型:理論値より僅かに大きい角度をとりながら線形に変化している傾向が認められた。ほぼ均一な角速度で安定して動作したことが分かった。
(2)独立駆動型:理論値より小さい角度をとりながら線形に変化している傾向が認められた。一定の速度で安定した動作をすることが分かった。
(3)連携駆動型:ステップ数の増加に従い、理論値との差が増加していることが分かった。一定の速度で安定した動作をすることが分かった。
動作精度において、ギア駆動が最も良かった。しかし、ギア内蔵型と連携駆動型は構造上、内視鏡に不適と考えられる。将来的には、連携独立型の関節数で正確な位置情報を取得でき、独立関節型のようにワイヤで動作をする多内視鏡が最適と考えられる。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 多関節内視鏡機器の開発2006

    • 著者名/発表者名
      榊原靖, 酒井直隆, 嶋脇聡
    • 雑誌名

      日本機械学会関東支部総会講演会講演論文集 12

      ページ: 331-332

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 多関節内視鏡機器の開発2005

    • 著者名/発表者名
      榊原靖, 酒井直隆, 嶋脇聡
    • 雑誌名

      バイオメカニズム学術講演会予稿集 26

      ページ: 79-80

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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