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注意障害に対するリハビリテーションアプローチに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16700411
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 リハビリテーション科学・福祉工学
研究機関鹿児島大学

研究代表者

窪田 正大  鹿児島大学, 医学部, 講師 (50264461)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2005年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2004年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード脳血管障害 / 注意障害 / 認知リハビリテーション
研究概要

18年度報告
近年,注意障害に対する認知リハにおいてパーソナルコンピュータ(PC)を利用する報告が散見される(Woodら1987,Ponsfordら1988)が,その妥当性及び効果について充分な検討を行った報告は意外に乏しいのが現状である.このような中で筆者らは,注意障害に市販のPC用ソフトを利用した認知リハを実施した結果,比較的良好な結果を得たことを報告した(窪田ら2006).しかし市販のソフトは,訓練の難易度設定が画一的になる傾向にあり,学習効果が生じ易くなる等の問題があった.そこで今回は,それらの諸問題を改善する目的で筆者は新たに独自にPC用プログラムComputer-assisted Attention Training(CAT)を作成し,それを利用した認知リハをABA'designで実施した結果,ある程度の注意と日常生活動作の改善が認められた.
今回筆者が独自に作成したCATの特徴をまとめると次のようになる.1.PC操作自体は知的機能検査の境界域症例でも実施可能であった.2.対象者の重症度は,注意障害が重度であっても担当者が同席すれば実施可能であり,また中等度〜軽度であれば自主訓練が可能であった.3.各課題において難易度設定や患者の反応の記録が容易で,段階付けされた訓練と訓練直後のフィードバックが可能であった.これは訓練への動機づけと訓練時間の短縮にもつながったと思われる.4.欠点として,PCを設置する専用の部屋の確保及びPCの台数の確保が必要と思われた.
以上,今回注意障害患者に対する独自に作成したPC用プログラムCATは,PC利用の認知リハとしてある程度の有効性が示唆された.今後さらにこの方面の知見を蓄積し,効果的な認知リハの開発に寄与したいと考える.

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 注意障害を伴う脳血管障害患者に対するパーソナルコンピュータを用いた認知リハビリテーションの効果について2006

    • 著者名/発表者名
      窪田正大, 他
    • 雑誌名

      認知リハビリテーション2006

      ページ: 44-54

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 閉鎖性頭部外傷の前頭葉症候群に対する認知リハビリテーション -症例報告-2006

    • 著者名/発表者名
      窪田正大, 他
    • 雑誌名

      作業療法ジャーナル 40(3)

      ページ: 279-282

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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