研究課題/領域番号 |
16700424
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
内田 龍制 埼玉医科大学, 医学部, 助手 (30286041)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2005年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | インスリン抵抗性 / 心臓リハビリテーション / 冠動脈バイパス術後 |
研究概要 |
最近、薬剤溶出性ステントの急速な普及により、冠動脈バイパス術(CABG)の実施件数が全国的に減少している。当院においても平成17年度よりCABGの実施件数が急に減少し、本研究に必要な症例数の確保が困難となっている。平成16年度の症例を中心に検討した結果、以下の2つの知見を得た。(1)CABG後患者のインスリン感受性と運動耐容能を評価し、その関連について検討した。対象患者は5名である。グルコースクランプ法(DeFronzoら。Am J Physiol,1979)を用いてインスリン感受性を評価した。一定量のインスリンを持続静注しながら、血糖値を100mg/dl前後に維持するために要するグルコース注入速度を測定し、これを血糖値で補正した値(M値)をインスリン感受性の指標とした。さらに心肺運動負荷試験を行って最大酸素摂取量(peakVO2)、嫌気性代謝閾値(AT)を測定し、運動耐容能の指標とした。結果は、M値とpeakVO2、ATとの間に有意な相関を認めなかった。(2)CABG後患者のインスリン抵抗性に関する諸指標の比較検討を行った。対象患者は8名である。グルコースクランプ法を用いてインスリン感受性を評価した。同時期に75g経ロブドウ糖負荷試験(OGTT)の実施、HOMA(homeostasis model assessment)指数の算出、血中遊離脂肪酸(FFA)の測定を行った。結果は、M値とHOMA指数(r=-0.64)ならびにOGTTにおける120分のインスリン値IRI120(r=-0.89)との間に負の相関を認めた。また、FFAとの間に負の相関(r=-0.62)の傾向を認めた。以上の研究から、CABG後患者におけるインスリン感受性は正常者より低く、運動耐容能と関連しないことが判明した。また、グルコースクランプ法で求めたインスリン感受性は、HOMA指数やIRI120といったインスリン抵抗性諸指標と有意に関連することが判明した。
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