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下肢への負荷を考慮したランニング・シューズにおける性能評価方法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16700448
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 スポーツ科学
研究機関東京工業大学

研究代表者

田中 克昌  東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 助手 (90313329)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
キーワードスポーツ工学 / ランニング・シューズ / 安定性 / 衝撃緩衝性 / 官能評価
研究概要

昨年度に得られた知見より,ランニング時の下肢への負荷は,ランニングをするサーフェスの特性にも強く依存すると考えられることから,本年度はランナーが最適と評価するシューズ・ソールの力学特性が,サーフェスの力学特性にどのように影響されるかを機械試験とランナーによる官能評価とによって調べた.シューズとサーフェスの力学特性の関係を把握することにより,シューズの性能評価に有効となる指標を提案することが可能になる.
まず,衝撃を緩衝する役割をもつミッドソールの材質(EVA)の発泡倍率を変えた4種類のランニング・シューズと,材料と構造の異なる4種類の人工サーフェスについて,それらの力学特性を調べるために衝撃試験を行った.衝撃試験はランニングの着地時の衝撃条件にて行い,この試験から求めた力学パラメーターであるエネルギー吸収率や平均ヤング率により,シューズとサーフェスの力学特性を評価した.次に,4人の被験者(中長距離を専門とする学生競技者)にその4種類のシューズを履かせ,衝撃試験で用いた人工サーフェスと同一の材料と構造からなる競技場サーフェスで走行してもらい,官能評価を依頼した.官能評価の手法としてシェッフェの一対比較法を用い,総合,衝撃緩衝性,安定性の3項目についてシューズの評価を行った.なお,被験者には実験の主旨と内容を説明し同意を得た上で行った.
その結果,被験者の官能評価は,シューズ・ソールの力学特性のひとつである平均ヤング率と相関関係があると推測できた.そして,官能評価において最適と評価されたシューズは,アスファルト面では平均ヤング率が70kN/m付近のものであった.また,官能評価の結果はシューズ・ソールの硬さだけでなく,人工サーフェスの力学特性や材質によっても,違いが見られた.

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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