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筋の形状と機能を考慮した筋力測定方法の開発および競技者への適用

研究課題

研究課題/領域番号 16700473
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 スポーツ科学
研究機関明星大学

研究代表者

村岡 慈歩  明星大学, 人文学部, 講師 (70307990)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード下腿三頭筋 / 筋電図 / 近赤外線分光法 / 超音波Bモード法 / 協働筋 / カーフレイズ / 筋酸素動態
研究概要

本年度は,まず昨年度に引き続き,下腿三頭筋の筋力トレーニングとして行われるカーフレイズを取り上げた.カーフレイズ中の下腿三頭筋(腓腹筋内側頭;MG,外側頭;LG,ヒラメ筋;SOL)がそれぞれどのような電気的活動・筋形状変化・筋酸素動態を取りうるのかを明らかにすることを目的とした.一般成人男子を被検者とし,筋電図(EMG)の電極と近赤外分光装置(NIRS)のプローブ(MG, LG, SOL)およびゴニオメータ(足関節)を装着し,20分以上安静にした後,3分間の安静時の測定行った.その後,立位姿勢をとり,2秒間で踵を挙げ2秒間で踵を下げるというスタンディングカーフレイズを20回連続で行った.また,日を変えて,同様の方法で,カーフレイズを行い,その際の下腿三頭筋の超音波Bモード画像をそれぞれ連続的に撮影し,PCへ取り込んだ.運動開始後のEMGの平均振幅と,NIRSの組織酸素化指標との関係をみると,MGとLGは,運動中にEMGとNIRSの両者とも大きく変化するのに対し,SOLは両者の値は,ほとんど変化が見られなかった.また,超音波Bモード法によって測定した筋形状の変化は,MGとLGの変化が大きく,SOLは被検者により異なった.従って,カーフレイズのような連続的な動的運動について,協働筋間に,筋酸素動態と筋の電気的活動との関係の差異がみられることが明らかになった.
さらに,継続的に特定の種目についてトレーニングを行っている者(野球,サッカー)について,随意最大足底屈筋力発揮時(MVC)の下腿三頭筋の超音波Bモード画像を取得した.画像から,筋束長・羽状角の変化および力発揮時のアキレス腱方向への筋束・腱膜接合部の移動距離について検討した.力発揮時の筋の力発揮方向は,種目の特徴としての筋形態の差異および,筋形状の個人差,さらに個人の骨格アライメントの差異が,影響を及ぼすものと考えられた.

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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