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シトラスフラボノイドに着目した骨粗鬆症予防機序の解析

研究課題

研究課題/領域番号 16700488
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 応用健康科学
研究機関城西大学

研究代表者

千葉 大成  城西大学, 薬学部・医療栄養学科, 助手 (30337779)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード骨粗鬆症 / フラボノイド / ヘスペリジン / 骨密度 / 脂質
研究概要

本研究は、柑橘系フラボノイドであるヘスペリジンによるコレステロール合成経路を介した骨代謝調節機序を推定するために検討を行った。これまで、卵巣摘出骨粗鬆症モデルマウスであるOVXマウスに通常のヘスペリジンとヘスペリジンに水溶性を一万倍に高めたαグルコシルヘスペリジン(αG)の2種類を用いて骨密度への効果について検討した。この結果、ヘスペリジンによって血中コレステロールを低下し、大腿骨における骨量減少を抑制する効果を確認した(Chiba H et al., J Nutr, 133:1892-7,2003)。さらに、男性骨粗鬆症モデルである精巣摘出(ORX)マウスにおいてヘスペリジン投与により骨量減少を抑制し、ポジティブコントロールに設定したスタチン投与群とほぼ同等の効果が示される事も確認した(投稿中)。また、OVXにより予め骨量を大幅に低下させてからヘスペリジンを投与した実験を行ったところ、骨量回復に効果が示された(投稿中)。以上の結果からヘスペリジンは生殖器官に影響することなく、大腿骨骨密度やCa濃度を正常化した。この結果は大腿骨遠位部海綿骨の形態計測の結果および骨代謝マーカーであるオステオカルシンやICTPの結果からも裏付けられた。すなわち、ヘスペリジンはスタチン投与群と同様な効果を示すことから、骨粗鬆症予防物質としての可能性を広げ、臨床への応用が期待される。また、水溶性を高めたαGヘスペリジン投与は早い段階で骨量減少回復効果を示したことから、通常のヘスペリジンに比べ速やかにアグリコンに分解、抱合化され効果を発揮する可能性が示唆された。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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