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小学生における身体活動量増強のための行動変容プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 16700490
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 応用健康科学
研究機関山口大学

研究代表者

上地 広昭  山口大学, 教育学部, 講師 (60367084)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード行動変容 / トランスセオレティカル・モデル / 小学生 / 身体活動 / プリント・メディア / 歩数計
研究概要

本年度は,1)国内外における青少年の身体活動へのトランスセオレティカル・モデル(TTM)の適用に関する研究のレビュー,および2)子どもの身体活動増強を狙ったプリント・メディアを用いた保護者への介入を行った。
まず,青少年の身体活動へのTTMの適用に関する研究のレビューの結果,いくつかの工夫や修正は必要であるが,総じてTTMは青少年の身体活動に適用することが可能であることを示していた。TTMは極めて特異的で,優れたモデルであり,青少年の身体活動増強を考えた際に大いに役立つものと思われる。
次に,子どもの身体活動を促進するために,保護者を対象に,プリント・メディアを用いた介入を行った。本研究で用いたプリント・メディアの形式は,一般の新聞紙を模したものであった。この工夫により,プリント・メディアは大変読みやすくなっている。プリント・メディアの内容は,身近な運動施設や遊びの紹介に加え,いかにして子どもの身体活動増強を支援すればよいかなど具体的な技法についてもふれた。対象者は,小学生児童を持つ207世帯の保護者であり,介入群(110世帯)と統制群(97世帯)の2群に振り分けた。分析の結果,3,4年生の児童を持つ親において,子どもの身体活動をサポートすることに関する変容ステージの移行状況について,介入群と統制群との間に有意な差が認められた。つまり,介入群の親は,介入後に,子どもの身体活動増強をサポートするようになっていた。このことは,保健研究でも用いたプリント・メディアによる介入が,子どもの身体活動を増強させることに対する親の考え方や行動を変容させる可能性を示唆した。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて 2006 2005 2004 その他

すべて 雑誌論文 (5件) 図書 (3件)

  • [雑誌論文] 女子大学生を対象とした携帯電話を用いたダイエットプログラムの効果2006

    • 著者名/発表者名
      葦原摩耶子
    • 雑誌名

      健康支援 8(1)

      ページ: 9-14

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 幼児の身体活動評価尺度の開発:子どもアクティビティ尺度2005

    • 著者名/発表者名
      鈴木裕子
    • 雑誌名

      体育学研究 50(5)

      ページ: 557-568

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] Prospective Study of Physical Activity and Psychosomatic Health among Elementary School Children in Japan2004

    • 著者名/発表者名
      Uechi, H., Zaichkowsky, L., Takenaka, K., Suzuki, H., Libergott, H.
    • 雑誌名

      Japanese Health Psychology 11

      ページ: 15-23

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 児童における活動の好みと健康の関係

    • 著者名/発表者名
      上地広昭
    • 雑誌名

      健康支援 (印刷中)

    • NAID

      40016481064

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 中学生におけるメディア受容能力とリスク行動との関係についての予備的検討

    • 著者名/発表者名
      上地広昭
    • 雑誌名

      健康心理学研究 (印刷中)

    • NAID

      40007276844

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [図書] 最新スポーツ科学事典2006

    • 著者名/発表者名
      日本体育学会 (監修)
    • 総ページ数
      919
    • 出版者
      平凡社
    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [図書] 子どものこころとからだを育てる2005

    • 著者名/発表者名
      山地啓司(編著)
    • 総ページ数
      232
    • 出版者
      市村出版
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [図書] 最新 スポーツ心理学 その軌跡と展望2004

    • 著者名/発表者名
      日本スポーツ心理学会(編), 分担執筆:上地広昭
    • 総ページ数
      258
    • 出版者
      大修館書店
    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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