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脊椎損傷者のための上肢運動による効率的な体脂肪燃焼の運動処方の確立

研究課題

研究課題/領域番号 16700497
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 応用健康科学
研究機関浅井学園大学

研究代表者

堀内 雅弘  浅井学園大学, 人間福祉学部, 助教授 (50310115)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2006年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2005年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2004年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワード車椅子生活者 / 上肢運動 / 最大酸素摂取量 / PAI-1 / 車椅子利用者 / 生活習慣病 / 体脂肪 / 非活動筋 / エネルギー代謝 / 近赤外線分光法
研究概要

前年度は,一過性の上肢長時間運動の脂肪燃焼可能性を,車椅子生活者および健常者を対象に検討した.【目的】本年度は,実際に車椅子生活者を対象にして,8週間上肢による持久的な運動を行ってもらい,その効果をトレーニング期間前後で比較検討することを試みた.また日常,車椅子のように座位で生活を行っている人は,過剰な体脂肪蓄積によるメタボリック・シンドロームの問題だけでなく,深部静脈血栓症の予防も重要な課題であると考え,本年度はこの指標も測定項目に加えた.【方法】被験者は,車椅子で日常生活を送っている8名とした.全ての被験者は,トレーニング開始前に,腕エルゴメータによる最大漸増運動を行った.その後,最大運動で得られた最高心拍数の60%〜70%を目安として,週3回,1回60〜90分程度の車椅子バスケット,車椅子マラソン,腕エルゴメータなどによる持久的な運動を,約8週間継続した.このトレーニング期間終了後に,再び腕エルゴメータによる最大漸増運動を行った.測定項目は,breath-by-breath法による,呼気ガス諸変量,近赤外線分光法にとる麻痺部の筋内酸素化動態,血圧および各種血清脂質・血栓指標,皮下脂肪などであった.【結果】8週間のトレーニング期間終了後に,体重とウェスト周径囲はわずかに減少し,上肢の筋力はわずかに向上したが,それぞれ有意な差は認められなかった.また,皮下脂肪および上肢と下肢における身体各部位の周径囲に変化は認められなかった.一方,持久的能力の指標である最高酸素摂取量は,有意に向上した.さらに,血圧および血栓の指標であるPAI-1は,有意に低下した.【結論】以上のことから,車椅子生活者のように,上肢のみの運動しか行えない人でも,一定期間トレーニングをすることで,持久力の向上と,血栓因子であるPAI-1の減少に効果がある可能性が示された.

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Muscle Oxygenation in Inactive Muscle during Leg Cycling and Arm Cranking.2006

    • 著者名/発表者名
      Masahiro Horiuchi, Tokuo Yano
    • 雑誌名

      Medicine and Science in Sports and Exercise 38 (5)

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 脚および腕漸増運動負荷時の筋内酸素動態2005

    • 著者名/発表者名
      堀内 雅弘
    • 雑誌名

      体力科学 54(6)

      ページ: 479-479

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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