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各種住宅における快適性と省エネルギーの両立に向けた設計資料の提案

研究課題

研究課題/領域番号 16700502
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 生活科学一般
研究機関秋田県立大学

研究代表者

源城 かほり  秋田県立大学, システム科学技術学部, 助手 (90315648)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2005年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2004年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード住宅 / 快適性 / 省エネルギー / アンケート / 住まい方 / エネルギー消費量 / 多変量解析 / 設計資料
研究概要

昨年度,宮城県と秋田県の住宅123件を対象として実施した夏期,冬期アンケート調査に基づき,エネルギー消費量と室温に関して県別,築年数別に分析した。また,住宅の断熱気密性能の指標の一つである築年数を用いて,対象住宅を4つの性能グレードに区分し,断熱気密性能の異なる各種住宅における室内環境の実態と年間用途別エネルギー消費量を定量的に把握した。さらに,エネルギー消費量と室温の対応関係について築年数を基準としたグレード化を試みた。
他方,エネルギー消費量の実測調査を実施し,省エネルギー行動の効果に関する実験を実施した。また,数値計算モデルを構築した。以下に要点をまとめる。
1 アンケート調査の回答者のうち65件を対象としたエネルギー消費量の多変量解析によれば,エネルギー消費量を大きく左右する要因は,総エネルギー,暖房用エネルギーともに冬期の廊下温度,暖房期間,延床面積であることが判った。
2 アンケート調査の回答者のうち70件を対象として,エネルギー消費量と室温の築年数に基づくグレード化を試みた。その結果,性能グレードが高くなるにつれてエネルギー消費量が増加し,室内温度環境の質が高くなるという対応関係が確認できた。グレード化の結果については,各住宅のエネルギー消費量や室温が他の住宅に比べてどの位置にあるのかを確認し,省エネルギーに努める必要があるか否かを居住者が判断することができる資料となるよう整備した。
3 エネルギー消費量の実測調査において,実験的に,一週間,省エネルギーに配慮した住まい方に変えてもらい,実行度と省エネルギー効果について検討した結果,実行度,省エネルギー効果ともに個人差はあるが,冬期において通常時に比べ最大30%の省エネルギー効果が得られるケースがあることが確認できた。
4 数値計算モデルを構築した。地域性の検証については来年度以降の継続課題として取り組みたい。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (5件)

  • [雑誌論文] 住宅における室内環境の快適性とエネルギー消費量に関する研究 その2 冬期アンケート調査の概要と結果2006

    • 著者名/発表者名
      源城かほり
    • 雑誌名

      日本建築学会 東北支部研究報告集 第68号計画系(発表予定)

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] Questionnaire Survey on Indoor Climate and Energy Consumption for Residential Buildings Related with Lifestyle in Cold Climatic Area of Japan2006

    • 著者名/発表者名
      Kahori Genjo
    • 雑誌名

      HB 2006 (healthy buildings 2006) (発表予定)

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 住宅における室内環境の快適性とエネルギー消費量に関する研究 その3 エネルギー消費量の多変量解析2006

    • 著者名/発表者名
      源城かほり
    • 雑誌名

      日本建築学会 学術講演梗概集 D-2(発表予定)

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 住宅における室内環境の快適性とエネルギー消費量に関する研究 その1 夏期アンケート調査の概要と結果2005

    • 著者名/発表者名
      源城かほり
    • 雑誌名

      日本建築学会 学術講演梗概集 D-2

      ページ: 187-188

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 住宅における室内環境の快適性とエネルギー消費量に関する研究 その1 夏期アンケート調査の概要と結果2005

    • 著者名/発表者名
      源城かほり, 松本真一, 長谷川兼一
    • 雑誌名

      日本建築学会 学術講演梗概集 D-2(発表予定)

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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