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添加塩分摂取量からみた嗜好・食生活と健康意識との関係

研究課題

研究課題/領域番号 16700518
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 食生活学
研究機関藤女子大学

研究代表者

杉村 留美子  藤女子大, 人間生活学部, 助手 (70285500)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2005年度: 100千円 (直接経費: 100千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード添加塩分 / 塩分摂取量 / 調味料 / 嗜好 / 健康意識 / 食生活
研究概要

1.目的 総食塩摂取量を食品群別摂敢構成比でみると,調味料からの摂敢が約6〜7割を占めるという報告がある本研究では,自己責任において添加する調味料(例:「お浸しに醤油をかける」等,以下「添加塩分」とする)に着目し,添加塩分の実測と塩味嗜好に関する意識や食習慣調査を行った。
2.方法 対象は,北海道札幌・石狩地区の女子大学生170名,小樽市のイベント参加女性76名,恵庭市の専門学校女子学生42名の計288名(18〜23歳)とした。添加塩分の実測では,通常醤油を添加して食す3品(鮭のホイル蒸し,ほうれん草の覇浸し,冷やっこ)に白飯,麦茶を提供し,各自の醤油容器から日常量の醤油を添加した食事を食してもらい,食後に回収した醤油容器から使用量を測定し添加塩分量とした。醤油は15%濃口醤油を使用した。添加塩分量から塩味パーセントを算出し,料理に見合った適切な塩味パーセント0.6以上1.0%未満を添加したものを普通味群,0.6%未満を薄味群,1.0%以上を濃味群に分類し,質問紙の各設問による解答状況からグループ別に解析を行った。
3.結果 薄味群25.3%,普通味群57.8%,濃味群16.9%となり,薄味群において,"減塩の心掛けがある","食生活改善意識を持って生活している"との設問に高値を示し,また,食品群別摂取状況においては,うす味群において,野菜類魚介類豆類の摂取状況が多く,1日の摂取食品数も多い結果となった。濃味群においては,塩分摂敗量が14.3g/日となり,1人暮らしの割合が高く,中食,外食の頻度が多かった。
以上の結果より,濃味群において減塩の心掛けが低く,塩分過多であり,さらには,いわゆる"食生活のバランス"が悪い結果となった。これら対象に対し,2年度には,栄養評価・食指導(塩分過多を待続する事による今後の健康に対する影響など)を行い,行動の変容を期待したい。

報告書

(1件)
  • 2004 実績報告書

URL: 

公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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