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魚油摂取による成熟型SREBP-1c生成抑制機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 16700536
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 食生活学
研究機関独立行政法人国立健康・栄養研究所

研究代表者

仲谷 照代  独立行政法人国立健康・栄養研究所, 生活習慣病研究部, 研究員 (20342933)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2004年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード魚油 / SREBP-1c
研究概要

SREBP(sterol regulatory element binding protein)は脂肪酸合成酵素の発現量を制御している転写因子である。魚油摂取による脂肪合成抑制メカニズムに、成熟型SREBP-1c量の減少が関与している。これまでの申請者らの研究により、魚油をマウスに摂取させると肝臓での成熟型SREBP-1c量が顕著に減少すること、またその成熟型SREBP-1c量減少作用には、摂取魚油量の違いにより2つの段階において調節されていることを見い出している(J.Lipid Res.2003)。本研究では特に魚油少摂取によるSREBP-1c量減少メカニズムに焦点をおき解明する。魚油摂取少量の場合(10〜20en%)、成熟型SREBP-1c蛋白量の低下はSREBP-1c mRNA量の有意な変化なしに引き起こされることから、未成熟型SREBP-1c蛋白の成熟型への移行(プロセシング)を抑制することにより成熟型SREBP-1c量を低下させていると考えられる。SREBP-2の場合はSCAP, S1Pというタンパク質の結合がプロセシング機構に必要であるが、魚油摂取においてSCAP, S1P遺伝子発現量の変化がみられなかったことから、これら以外のものの関与が考えられた。本研究は、魚油摂取によるSREBP-1蛋白のプロセシング抑制メカニズムを明らかにするため、酵母two-hybrid法により未成熟SERBP-1cに結合するタンパク質を同定することを試みた。
研究方法:未成熟型SREBP-1cをN末、中央、C末部分と3ケ所に分け、それぞれのおとり遺伝子をGAL4DNA結合ドメイン融合体として発現させ、これらに結合するタンパク質を酵母two-hybrid法により、human liver cDNA library (GAL4活性化ドメインとの融合タンパク)からスクリーニングした(1次スクリーニング)。
研究結果:未成熟型SREBP-1cをおとりとした酵母two-hybrid法により、SREBP-1c結合タンパク質の1次スクリーニングを行い、有望な遺伝子7個見出した。これらのタンパクが魚油によるSREBP-1蛋白のプロセシング抑制メカニズムに関与している可能性がある。

報告書

(1件)
  • 2004 実績報告書

URL: 

公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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