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技能継承の技術化スキームに基づく技術教育の新展開に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16700540
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 科学教育
研究機関京都大学

研究代表者

塩瀬 隆之  京都大学, 情報学研究科, 助手 (90332759)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワード技能継承 / 技術教育 / 産学連携 / 人材育成 / スキル / 2007年問題 / 産学連携コーディネータ / ものづくり / 暗黙知 / 生態心理学
研究概要

各種メーカ,ユーザ企業によらず,熟練者の技能・知識を組織内資産として維持・継承することが最重要課題である.また大学サイドでは,学内シーズを軸に産学連携・社学連携へと展開するために,技術そのものに精通し,かつその本質を見抜いた上で技術翻訳可能な人材の育成が要請されている.本研究では,ものづくり現場での熟練技能継承,特には伝統産業において長年その伝統技能を引き継いできた徒弟制度的な技能継承の構造に着目し,3つの視点,1)人から機械への継承(道具),2)人から人への継承(関係),3)組織の中での継承(価値観),を統一した技能継承の技術化スキームとして,その特徴抽出を行った.
平成17年度の成果は,この技能継承の技術化スキームによるインタビュー分析,ビデオ解析より,熟練者自身が気づいている技能継承のための伝達作用と,ほか見習いが気づいている伝達作用を組み合わせること,さらには両者のコミュニケーションが共有している道具に対する理解・態度が,技能継承コミュニケーションの理解を深めることを明らかにした.本成果は学術雑誌に投稿され,またこの成果と関連して,企業組織内における技能継承の課題について解説論文として報告した.
また,ポスドク人材流動化プロジェクトの一環として,技術シーズと潜在的ニーズを結びつけることを期待される産学連携コーディネータの育成研修会において,コミュニケーションモデルに関する紹介と,スキルトレーニングのためのコミュニケーションゲームを試行した.またこれら徒弟制度的な技能継承の本質と人材育成の関係について,鉄鋼協会主催のワークショップにて報告した.

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて 2007 2005 2004

すべて 雑誌論文 (6件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 人間-人間間相互作用2005

    • 著者名/発表者名
      小山友介, 塩瀬隆之
    • 雑誌名

      計測と制御 44・12

      ページ: 875-882

    • NAID

      10016933597

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 米国で生まれた技術経営と日本で開発されるMOT2005

    • 著者名/発表者名
      澤泉重一, 塩瀬隆之, 片井修, 川上浩司
    • 雑誌名

      オフィス・オートメーション 4・4

      ページ: 10-14

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] ロボットとのコミュニケーションにおけるミニマルデザイン2005

    • 著者名/発表者名
      岡田美智男, 松本信義, 塩瀬隆之, 藤井洋之, 李銘義, 三嶋博之
    • 雑誌名

      ヒューマンインタフェース学会誌・論文誌 7・2

      ページ: 189-197

    • NAID

      10015646736

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] ケアのための概念ネットワークメディアの提案2005

    • 著者名/発表者名
      野津亮, 片井修, 川上浩司, 塩瀬隆之
    • 雑誌名

      ヒューマンインタフェース学会誌・論文誌 7・2

      ページ: 221-238

    • NAID

      10015646809

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] The Development of Virtual 3D Acoustic Environment for Training ‘Perception of-Cross-ability'2004

    • 著者名/発表者名
      Takayuki Shiose, Kiyohide Ito, Kazuhiko Mamada
    • 雑誌名

      Proc. of 9th International Conference on Computers Helping People with Special Needs (IUHP2004)

      ページ: 476-483

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] ヒューマンインタフェース分野にとっての質的研究の意義2004

    • 著者名/発表者名
      塩瀬隆之, 加藤浩, 片井修
    • 雑誌名

      ヒューマンインタフェース学会論文誌 6・2

      ページ: 147-159

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [図書] 個にむきあう工学のための対話教育〜インクルーシブデザイン・ワークショップのつくりかた『質的心理学の方法』2007

    • 著者名/発表者名
      塩瀬隆之(分担執筆-18章担当)
    • 総ページ数
      200
    • 出版者
      新曜社
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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