配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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研究概要 |
昨年度までに作成した教材の修正,改善を主におこなった。特に,文章題に関する学習者の取り組み方等を数回のテストによって調査した。その結果,比較的容易な文章題に対しても,学習者の解法は多様であり,解答に至る方法についての説明も様々であることがわかった。昨年度は,関数式を図(グラフ)に表すために必要と思われる学習項目をピックアップし,それらをできるだけ飛躍が少ない自然な流れに沿った教材の作成を試みたが,各学習項目に関する記述方法についてはあまり配慮しなかった。しかし,問題文の構成方法の差異が理解度に大きく影響していることが示唆された。学習者にとって,理解の難しい箇所を特定し,学習の項目内容をさらに吟味することが,学習者の特性に適した教材を作成するために不可欠である。また,昨年度に引き続き個別対応の学習支援に主眼を置き,実験的な授業とその後のアンケート調査のみならず,個々の学生との直接の対話を通して,学習内容の持つ特性及び各学生の持つ特性に関して分析,考察をおこなった。その結果,これまでに収集されたアンケート等によるデータだけでは見出せなかった学習内容の持つ難しさや学生のつまずきの原因などのいくつかかが示唆された。学習項目同士の飛躍を小さくすることのみならず,学習項目の記述についても十分な配慮を怠らないことが不可欠である。今後も図や動画像などを取り入れながら,各学習項目の理解と項目同士のつながりを意識しながら教材の作成していく予定である。
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