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博物館の展示における青少年の理解増進のための方法論に関する実践的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16700547
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 科学教育
研究機関独立行政法人国立科学博物館

研究代表者

有田 寛之  独立行政法人国立科学博物館, 本館展示準備室, 専門職員 (70342938)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2005年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2004年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード体験的要素 / セルフガイド / インフォーマルラーニング / マーケティングと事後評価 / スキャフォールディング / リテラシーの発達 / マルチメディアラーニング / 質問紙調査
研究概要

昨年度の調査調査をふまえ、展示に目を向けるためのガイドを作成し、国立科学博物館の展示室にて実証実験を行った。
1回目は2006年8月に、クジラの大量座礁を扱った展示「カズハゴンドウのマスストランディング」の展示解説を作成した。子どもに親しみのあるツールとして携帯ゲーム機(プレイステーションポータブル)を用い、HTML形式のコンテンツを作成した。クイズを中心とした入門編、展示で説明しきれない詳細情報を盛り込んだ詳細版を作成した。ゲーム機を持ち歩いて展示室内で解説を見るという体験は大変好意的で、ほぼ全ての参加者がまた使ってみたいという印象を持った。機器の使い勝手も良く、展示解説ツールとして適していると考えられる。詳細版では展示解説にない情報が好評であったが、詳細な説明を小さい画面で提供すると、肝心の展示に目が向かないといった問題点が見つかった。入門編ではクイズ形式のコンテンツの人気が非常に高かった。このような形のガイドとして、博物館や動物園でクイズ形式での導入を望む声が多く聞かれた。
1回目の結果をふまえ、2回目は2007年3月に、哺乳類、鳥類に関するクイズを作成した。クイズ作成において上野動物園の協力を得、動物園、博物館両方で使えるクイズを作成した。1回目と同様プレイステーションポータブルを用いた他、絵を描いたり色を塗ったりするワークシートも用意した。
小学校低学年にはワークシートの人気が、中学年以上はプレイステーションポータブルの人気が高かった。前回同様、博物館や動物園におけるセルフガイドとしての利用希望が多く聞かれた。
既存の展示や普及した機器を活用し、体験的要素を含むガイドを手作りで安価に作成するだけで、子どもたちに展示に親しみ、「また来てみたい」「もっと調べてみたい」と感じてもらうことは可能である。また、複数施設にまたがるガイドとしての可能性も見いだされた。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 携帯電話を活用した博物館と動物園の連携2006

    • 著者名/発表者名
      有田寛之, 坂本和弘, 草刈清人, 広沢公太郎, 関口洋美
    • 雑誌名

      展示学 42号

      ページ: 54-55

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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