研究課題/領域番号 |
16700551
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 広島大学 (2005) 茨城大学 (2004) |
研究代表者 |
舟生 日出男 広島大学, 大学院工学研究科, 助教授 (20344830)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2004年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | 文章技術 / 論作文 / 指導法 / WWW文書 / コラージュ的編集 |
研究概要 |
前年度に考案した論作文指導法に基づき、授業実践を行った。 本指導法では、まず、a)論理的な論作文、b)WWW文書の検索と蓄積、c)WWW文書のコラージュ的な編集、d)引用・参考、の4点に関する、知識・技術を指導する。その後、1)課題の設定、2)WWW文書の検索・閲覧と蓄積、3)文章の論理構成の構想、4)文章の骨格(問題提起、意見提示、展開、結論の4パートで構成)の作成、5)各パートへのWWW文書の必要部分の埋め込み、6)埋め込んだ文書間やパート間をつなぐ分の記述、の6段階からなる論作文の実践に移る。 知識・技術の指導では、前年度に作成した、レポートの事例集や、WWW文書の事例集、引用・参考の手引きを用いた。これらは、論作文を行う際の資料としても用いた。 論作文では、大学入試の是非、子どもの携帯電話利用の是非、早期英語教育の是非など、身近な話題から始め、最終的に、インターネット普及の是非について、レポートを作成させた。 多くの学生のレポートには、当初は、引用・参考が適切ではない、主張が明確ではない、議論にぶれがある、論理に飛躍があるなどの問題が見られた。しかし、指導を重ねることで、徐々に問題が解消され、最終的にはほとんどの学生が、少なくとも、1)序論・本論・結論などの構成が明確である、2)引用・参考を明示している、といった点で問題のないレポートを作成した。 なお、授業実践では、支援システムの開発が間に合わなかったために、既存のWWWブラウザやファイルシステムを用いた。 授業実践後に、授業実践における学生の様子や、既存のシステムに関する研究から得られた知見を元に、支援システムを設計し、開発した。本システムでは、WWW文書の蓄積や整理、分類、コラージュ的な編集をスムーズに行うことができる。
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