研究課題/領域番号 |
16700572
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 園田学園女子大学短期大学部 |
研究代表者 |
吉崎 弘一 園田学園女子大学短期大学部, 講師 (10351785)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | e-Learning / 学習支援システム / Flash / 教材開発 / Social Networking Site |
研究概要 |
本研究では、効果的な学習を行うためのWEB上のコミュニティを作り出すシステム、"Social Learning Life"を開発した。同システムにより、他のシステム利用者が作成・公開したeラーニング教材を閲覧し、ノートをとりながら学習することや、eラーニング教材を自ら作成することが、一般のWEBブラウザ上で可能となる。教材を作成する際には、システムが提供する教材作成に特化したHTMLエディタとスタイルシートを利用することにより、その作業を大幅に効率化している。この教材作成支援に関しては、システムにインストラクショナルデザインの知見を取り入れ、学習効果の高い教材を誰でも容易に作成できるようにした。また、予め用意されたスタイルシートを教材に適用することにより、統一した外観と高いアクセシビリティを持つ教材を効率的に作成することを可能とした。 システム内で作成した教材は、コミュニティ内の指定した範囲の利用者に公開することができる。これら教材を開発し、他者がそれを用いて学ぶ一連の過程において、様々なコミュニケーションを発生させ、より効果的な学習を可能とすると同時に、教材改善へのフィードバックを促すようにシステムを設計した。 このソーシャルネットワーキングサイトの友人関係を利用した教材の公開手法は、良質の教材を公開している利用者が、より多くの友人と教材を得る可能性がある点が重要である。このことは、従来eラーニング教材を広く利用する場として利用されていた、教材の販売やWEB上での教材の無料公開を補完し、より活性化したeラーニング教材の利用につながる。 今回、開発したシステムは、http://learning-life.net/上で公開しており、いくつかのeラーニング教材開発プロジェクトで用いており、その有効性を確認している。
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