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極めて困難な離散最適化問題に対する厳密解法

研究課題

研究課題/領域番号 16710122
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 社会システム工学・安全システム
研究機関兵庫県立大学

研究代表者

藤江 哲也  兵庫県立大学, 経営学部, 助教授 (40305678)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2004年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード離散最適化 / 厳密解法 / 整数計画 / スケジューリング
研究概要

今年度は,整数計画問題に対する厳密解法を主な研究対象とした.まず,近年提案された整数計画問題に対する主算法であるIntegral Basis Methodについて,昨年度は二次割当問題への適用を行い,問題構造を利用したアルゴリズムの提案を行ったが,今年度は一般の整数計画問題に対するアルゴリズムの効率化の検討を始めた.すでに共同研究として,緩和問題の利用と変数の選択規則による改善方法を提案したが,それらの精密化,および,プログラムの見直しによって大規模な問題を扱うことができるはずである.また,Integral Basis Method以外にも主算法が1960年代から70年代にかけて提案されていたが,これらの見直しを行った.次に,巡回セールスマン問題を対象として,整数計画問題による定式化の比較を行った.これは,近年の整数計画ソルバーの進歩により,問題固有のアルゴリズムを開発することなく,定式化を行うことによって解決できる可能性が高まっていることが背景にある.巡回セールスマン問題には,古典的な定式化に加え,最近新しい定式化が何種類か提案されている.これらを比較したところ,問題固有の解法を上回るような定式化があるわけではなく,今後,切除平面を加えるなどの工夫が必要であることがわかった.また,共同研究として,整数計画ソルバーの並列化に関する研究を行った.これも整数計画ソルバーの進歩が背景にある.既存の並列化の研究は,分枝限定法や分枝カット法のフレームワークを与えるものがほとんどであったが,この研究では,分枝カット法自体を利用するものであり,整数計画ソルバーの性能を最大限活用することを目的としている.現在実験を行っているところである.

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005 その他

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 2次割当問題への適用によるIntegral Basis Methodの改良の提案2005

    • 著者名/発表者名
      鴻池祐輔, 品野勇治, 藤江哲也
    • 雑誌名

      情報処理学会研究報告(数理モデル化と問題解決) 2005-MPS-56

      ページ: 37-40

    • NAID

      110002952281

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] A Three-machine Permutation Flow-shop Problem with Minimum Makespan on the Second Machine

    • 著者名/発表者名
      S.Yanai, T.Fujie
    • 雑誌名

      Journal of the Operational Research Society (掲載予定)

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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