研究課題/領域番号 |
16710123
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 北海道情報大学 |
研究代表者 |
向原 強 北海道情報大学, 経営情報学部, 助教授 (00322793)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | XML / モデル管理 / ソルバー / XML Schema / 問題定義 / 専用ソルバー / モデル化言語 |
研究概要 |
研究者らは,意思決定問題の構造化された記述である問題定義の方法として、実体一関連概念を拡張して利用するGERMアプローチを提案してきたが、これまで具体的記述言語をもたなかった。そこで本研究では、このGERMによる問題定義を実現するために、肌による記述形式(XGERM)を提案した。このXGERMのXML chemaは、問題の領域やターゲットとなる数理モデルに依存しない。問題のインスタンス・データもXMLで記述可能であるが、この妥当性を検証するためのXML Schemaは、XGERMから自動生成することが可能である。この提案アーキテクチャを利用することによって、(1)XGERMによる問題定義構築支援とその妥当性検証、(2)XGERMインスタンスのためのXML Schemaの自動生成、(3)XGERMインスタンスの構築支援とその妥当性検証が可能となる。妥当性検証済みのXMLインスタンスは、PSLXと極めて類似性がたかく、XGERMインスタンスのソルバーの入力データへの変換が可能である。 以上のフレームワークの有効性を検証するために、プロトタイプシステムを開発した。プロトタイプシステムは、クライアント環境としてはJava言語を用いて開発され、記述された問題定義情報から、GUIによるアプリケーションによりXGERMを自動生成することが可能となった。更に、こうして生成されたXGERMをHNUXサーバー上のMYSQLに蓄積する仕組みを開発した。これにより、組織外のクライアントから、問題記述の作業の協働を可能にすることも可能である。この仕組みは、組織や領域を越えた学問分野における知識共有の一つの枠組みとして有効であると考えられる。
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