研究課題/領域番号 |
16710127
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
森山 真光 近畿大学, 理工学部, 講師 (00283953)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 電子商取引 / 貿易 / 金融 / P2P / 日本、韓国、中国 |
研究概要 |
P2Pによる国際電子商取引システムを開発するために、開始年度で国際商取引のビジネスプロセスモデリングおよびP2Pの技術調査を、次年度でビジネスプロセスの細分化とP2Pによるメッセージングの実装を行った.今年度は従来ウェブアプリケーションによる商取引とP2Pによるメッセージングとファイル交換を用いた商取引を比較する実験を中国および韓国と行った。 国際商取引の場合、国内ネットショップの取引と異なり、決済の金額が高額となることが多いため本契約は書面での取り交わしとなる。そこで、実証実験では、本契約前の商品カタログの展示からのビジネスマッチングと、本契約後の発注から配送・決済処理の2つの部分に分けて行った。 本研究課題を提案した頃はウェブアプリケーションのユーザインタフェースはフォーム入力に限定されるか、もしくはFlashやJavaApPletなどの専用クライアントソフトをダウンロードしてユーザビリティを向上させるしかなかった。しかし、最近では、Ajaxによりウェブアプリケーションで十分メッセージングの入出力を行うことができる。またメッセージ交換についても、SOAP、REST、XML-RPC、AtomPPなどXMLを基盤とするウェブアプリケーションフレームワークが出てきており、ウェブおよびメールアプリケーションで実装できる。 しかしながら、詳細商品情報である音声・動画・3次元形状などの大量データのファイル交換についてはクライアントサーバ型のウェブやメールよりP2Pが適している。 以上により、利用者と開発者の両方の立場から、ウェブおよびメールアプリケーションによるメッセージングとP2Pによるファイル交換を行うことが現実的であるという結論に至った。
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