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染色体欠失情報とプロテオーム解析を用いた癌抑制遺伝子の網羅的探索

研究課題

研究課題/領域番号 16710146
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 応用ゲノム科学
研究機関香川大学

研究代表者

波多野 直哉  香川大学, 希少糖研究センター, 客員助教授 (10332280)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2005年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2004年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
キーワードプロテオーム / 癌
研究概要

本研究では、マススペクトロメトリーを利用したプロテオミクスを使って、共通の染色体欠失領域をもつ癌細胞について発現比較解析を行う。これにより、正常細胞に比べて癌細胞で発現が低下しているタンパク質をより効率的に検索し、多段階的な癌発症に関わる重要な癌抑制遺伝子を網羅的に探索することを目的とする。今回は、9番染色体に欠失が見られる4組の腎癌細胞サンプルに関して、正常組織と癌組織間でのタンパク質発現の比較プロテオーム解析を行った。タンパク質量の比較は、タンパク質解析ソフトMascotで同定の信頼性を示す同定スコアを用いた。この値がタンパク質量を反映していることが報告されている。4組のサンプル全てで、このスコアが半分以下になるタンパク質を検索したところ、23種類の候補遺伝子が得られた。昨年度に引き続き、これらを詳細に検討したところ、aminoacylase 1、alanyl aminopeptidase、argininosuccinate synthetaseの遺伝子に関しては、今回の実験結果と同様に腎癌で発現低下が見られるとの報告があった。これはこの実験方法の妥当性を示しており、これら変動分子の共通上流の転写制御ネットワーク発見の糸口を見つけることに成功した。また、候補のうちのaconitase 1が9番染色体短腕に位置していることが判明し、今回のケースでは、この遺伝子の欠損が腎癌発症の初期段階に関わっている可能性が示唆された。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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