研究課題/領域番号 |
16720010
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
中国哲学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
近藤 浩之 北海道大学, 文学研究科, 助教授 (60322773)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 出土資料 / 竹簡 / 帛書 / 周易 / 馬王堆漢墓 / 占筮 / 国際情報交換 / 中国:台湾 |
研究概要 |
本年度の研究実績として、学会例会で一回、国際学会で一回の研究報告を行った。また、三篇の学術論文を発表した。研究報告は次の通り。また、論文は次頁の〔雑誌論文〕に掲げた通り。 1「『墨子』小取篇の論理--措僻形式を利用した論證方法」、北海道中國哲學會七月例會(於北海道大學、2006年7月28日) 2「「神明」的思想--以『易』傳爲中心」、「東アジアの経典解釋における言語分析」第一同國際學術シンポジウム(於北海道大學、2006年8月23目〜25日 上記の研究報告を通して、或いはその後の考察の中で、明らかになったことは次の通りである。 『墨子』小取篇は、中国古代の古漢語の措辞形式を活かした、いわば漢文式の形式論理学を説明し実践している篇であると言える。中国古代の言語特徴と論理展開を考える上で、非常に興味深い。また、「神明」とは、祖先などの「神霊」「鬼神」の世界を表わす言葉であるが、本来は、その神霊や鬼神の能力のように、見えない所をも見通す明察さを言うものであろう。
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