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グイド・レーニ研究

研究課題

研究課題/領域番号 16720025
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 美学・美術史
研究機関和歌山大学

研究代表者

高橋 健一  和歌山大学, 教育学部, 講師 (70372670)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードイタリア美術史 / ボローニャ / アカデミー / バロック / カラッチ / グイド・レーニ / マリーノ
研究概要

グイド・レーニ(ボローニャ1575-1642年)らカラッチの後継者たちは、多くの歴史=物語主題をてがけた。彼らはその着想において、同地の文学アカデミーであるアッカデミア・デイ・ジェラーティならびにアッカデミア・デイ・セルヴァッジの詩人たちから、アドヴァイスを受けていたことが知られている。わたしはこれまで、画家レーニと、リドルフォ・カンペッジやジョヴァンニ・カッポーニら、これらの文学アカデミーを代表する詩人たちとの関係について、考えてきた。今年度は、わたしたちの画家とその同時代のボローニャの文学をめぐる問題についてさらに広くかつ深く検討するために、とくにつぎの視点から研究をおこない、成果をえている。
(1)詩人=歴史家のカルロ・チェーザレ・マルヴァジアの美術史叙述についての研究。最初にしてもっとも体系的な「グイド・レーニ伝」を書いたこのマルヴァジアは、自身アッカデミア・デイ・ジェラーティの会員としてレーニの世代の詩人たちとも直接にかかわっており、彼らの活動そしてその画家たちとの関係について多くのことを伝えている。レーニがどのような文学的環境において作品を生みだしていたのかを知るために、主著rフェルシナ・ピットリチェ』(ボローニャ、1678年)はとりわけ役立つ。ボローニャ市立図書館に所蔵されるその原稿(Ms.B.16-17)をも参照しながら、その詳しい読みを試みた。
(2)画家ジョヴァンニ・ルイージ・ヴァレージオについての研究。グイド・レーニと同じカラッチのアカデミーに学びながら、詩人として自身アッカデミア・デイ・セルヴァッジに属したこのヴァレージオは、同時代における美術と文学との関係というテーマにとって鍵となる人物である。その生涯にかんする基礎的なデータを収集・整理し、また現在確認されるその絵画・文学作品を網羅的に調査した。その結果は、ひとつの研究書としてまとめている。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2007 2005 2004

すべて 雑誌論文 (2件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 「小説のように見えるが、すべて真実であるだろう」 : カルロ・チェーザレ・マルヴァジアの美術史叙述についての覚え書き2007

    • 著者名/発表者名
      高橋 健一
    • 雑誌名

      西洋美術研究 第13号(未定(現在印刷中))

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] グイド・レーニの《アウローラ(曙)》のために2004

    • 著者名/発表者名
      高橋 健一
    • 雑誌名

      鹿島美術研究 年報第21号別冊

      ページ: 49-58

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [図書] l'Instabile academico incaminato (Giovanni Luigi Valesio : ritratto de)2007

    • 著者名/発表者名
      Kenichi TAKAHASHI
    • 総ページ数
      168
    • 出版者
      Cooperativa Libraria Universitaria Editrice Bologna (Clueb)
    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [図書] Atlante del barocco in Italia. La scene del barocco : il teatro e la festa2005

    • 著者名/発表者名
      Marcello FAGIOLO (edited by)
    • 総ページ数
      3000
    • 出版者
      Roma, Edizioni De Luca(仮題)
    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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