• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

18世紀後半のドイツ探検旅行記をめぐる博物学と植民地主義に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16720064
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 ヨーロッパ語系文学
研究機関関西大学

研究代表者

森 貴史  関西大学, 文学部, 助教授 (10318743)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードゲオルク・フォルスター / ジャン-ジャック・ルソー / ペトルス・カンパー / 観相学 / J.C.ラーヴァーター / レヴィ=ストロース / 未開と文明 / 航海記 / ヒトとサル / 探検旅行記 / 博物学 / 植民地主義 / ジャン・ジャック・ルソー / クロード・レヴィーストロース / 文化進化主義 / 記述民俗学 / 文化人類学 / 「身体」の美的優劣
研究概要

本年は、3年にわたる最後の研究機関にあたるために、総仕上げをする年度であった。
先年までにゲッティンゲンのパウリーナー協会旧大学図書館で多くの文献を収集したが、本年度はゲッティンゲンと縁の深いハノーヴァーのライプニッツ図書館ならびにヴォルフェンビュッテルのアウグスト公図書館でさらなる文献収集して、旅行記および人種論に関する自然科学関連の資料をかなり補完することができた。
昨年度にドイツのカッセル大学ゲオルク・フォルスター学会の国際シンポジウムでおこなった口頭発表を加筆して学術論文としたものが、本年度発行の機関誌であるGeorg-Forster-Studien第12号第2分冊に掲載された。
また関西大学東西学術研究所での国際シンポジウム「アジア・世界をつなぐ海の回廊-文化の出会い-」(2007年1月19〜20日)において、口頭発表「クックがみたタヒチの食と儀礼」をおこなった。内容は、ヨーロッパ人航海者たちの航海記を基礎として、南太平洋諸島の住民の食習慣を恣意的に解釈しようとする植民地主義的視点の分析であって、これまでに収集した資料を駆使して、古典的原典資料を、現代の文化人類学の視点によって分析しながら、文明と文化の対比と将来的な多文化共生社会のあり方を考察するものであった。
その一方で、近代の旅行記や航海記の研究と関連して、ヨーロッパ中世における文化交流、紀行文学、キリスト教を調査していたが、その過程で、非常に興味深い文献であると判断したマルギット・バッハフィッシャーのMusikanten, Gukler und Vaganten(Augsburg, Battenberg,1998)を共訳で出版した。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (3件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] Zwischen Mensch und Affe. Anthropologische Aspekte in Forsters Reise um die Welt.2006

    • 著者名/発表者名
      Takashi Mori
    • 雑誌名

      Georg-Forster-Studien. XI/2

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 未開の自然にある庭園-フォルスター『世界周航記』の自然描写2006

    • 著者名/発表者名
      森 貴史
    • 雑誌名

      日本独文学会研究叢書 18世紀にみる<秩序> (印刷中)

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] Der Garten als gefundene Ordnung-Beschreibung der Natur in Georg Forsters Reise um die Welt-2006

    • 著者名/発表者名
      Takashi Mori
    • 雑誌名

      Georg Forster-Der Aufklarer als moderner Denker (印刷中)

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [図書] 中世ヨーロッパ放浪芸人の文化史 しいたげられし楽師たち(マルギット・バッハフィッシャー(著))2006

    • 著者名/発表者名
      森貴史, 北原博, 濱中春(共訳)
    • 総ページ数
      281
    • 出版者
      明石書店
    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [図書] ドイツ語が織りなす社会と文化2005

    • 著者名/発表者名
      杉谷眞佐子, 高田博行, 浜崎桂子, 森貴史
    • 総ページ数
      426
    • 出版者
      関西大学出版部
    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

URL: 

公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi