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音響分析に基づくインドネシア語のアクセント・イントネーション研究

研究課題

研究課題/領域番号 16720081
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 言語学
研究機関東京外国語大学

研究代表者

降幡 正志  東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (40323729)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードインドネシア語 / 音響分析 / イントネーション / ピッチ曲線 / 名詞文 / アクセント
研究概要

本研究は、音響分析の手法を用いてインドネシア語のアクセント・イントネーションの分析を行なうことを目的とする。
平成17年度は、いわゆる名詞文のイントネーション分析を中心に研究を進めた。名詞文とは、文中の述語が名詞もしくは名詞相当句からなる文のことをいう。インドネシア語、とりわけ口語では「AはBである」という同定文でコピュラを用いず、主語と述語がそれぞれ名詞(句)のみで文として成り立つ。そのため主語と述語の判別にイントネーションが非常に大きな役割を果たすと考えられ、先行研究とくにHalimの言及はそのことを示唆するものである。
研究方法としては、インドネシア語コーパスの作成を昨年度に引き続き行ない、文型に基づいて構文の整理を行なった。その一方で、本学21世紀COE「言語運用を基盤とする言語情報学拠点」において公開されているインドネシア語会話モジュールの中から名詞文を抽出してそのイントネーションを音響音声学的に分析し、Halimなどの先行研究を踏まえながら考察を行なった。その成果は"An Acoustic Study on Intonation of Nominal Sentences in Indonesian"と題して本学21世紀COEの研究報告書の一部として2005年12月に刊行され、同文は2006年に刊行される研究書にも掲載される予定である。また、著書『インドネシア語のしくみ』においても、その一部に本研究の成果が生かされている。
今後は、上記の研究を踏まえ、様々な文型に対してさらに幅広くイントネーション研究を進め、またインドネシア語におけるアクセントの機能についても併せて研究を行なっていく。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] An Acoustic Study on Intonation of Nominal Sentences in Indonesian2005

    • 著者名/発表者名
      FURIHATA, Masashi
    • 雑誌名

      Prosody and Sentence Structure(Linguistic Informatics IV)

      ページ: 95-117

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] インドネシア語ada存在文のイントネーションに関する一考察2005

    • 著者名/発表者名
      降幡 正志
    • 雑誌名

      東京外大東南アジア学 第10巻

      ページ: 32-51

    • NAID

      40006934126

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [図書] インドネシア語のしくみ2005

    • 著者名/発表者名
      降幡 正志
    • 総ページ数
      144
    • 出版者
      白水社
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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