研究課題/領域番号 |
16720086
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
中西 裕樹 京都大学, 人文科学研究所, 助手 (30324700)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 言語学 / ミャオ・ヤオ諸語 / ショオ語 / 中国の少数民族 / ショオ族 / 消滅の危機 / 緊急現地調査 / 比較研究 |
研究概要 |
現地調査: 一、2006年8月1日〜17日にショオ語博羅方言・増城方言・恵東方言の音韻・語彙調査、ショオ語海豊方言の語彙・文法・民話調査を行った。その際、深〓大学客員教授の潘家懿教授と香港城市大学の郭必之博士に同道してもらい、現地の言語使用状況や周囲の漢語方言専門的知識の提供を得た。本調査により、ショオ語四方言の音韻・基礎語彙比較研究および保持対策のための基礎資料が揃った。これらの資料は、本研究の報告書としてまとめ、出版した。 二、2007年2月21日〜3月2日に恵東県大湖洋村に赴き、旧正月の祭祀とそれに関連する語彙の調査を行った。祭祀の全体像をつかむには、現地の風俗・慣習等に精通せねばならず、今後さらなる補充調査が必要である。しかしながら、本調査により祭祀に使われている言語やそのコードスイッチについて知見を得ることができたのは大きな収穫であった。 研究発表: 一、2006年4月22日に東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所で行われた「音韻に関する通言語的研究」研究会において「ショオ語の音韻について」と題する発表を行った。その一部は「〓〓鼻音韵尾的形成」という論文にして中国国内の雑誌に投稿中である。二、2007年1月19日〜20日に香港中文大学で行われた第七回客家方言研討会に出席し、郭必之氏と連名で「〓客互動中〓語聲母的演變」と題する発表を中国語で行った。本発表は、英文論文にしてJournal of Chinese Linguisticsに発表予定である。 論文等: 報告書一冊、雑誌論文一篇、雑文一篇。
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