研究課題/領域番号 |
16720087
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
白井 聡子 京都大学, 講師 (70372555)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | チベット=ビルマ語派 / 記述言語学 / チベット語 / ダパ語 / チァン語 / 視点 / 証拠性 / 人称標示 / 川西走廊諸語 / 接合 / 離接パターン / スタウ語 / 対照言語学 / ダバ語 / conjunct / disjunct / 認識のモダリティ |
研究概要 |
研究期間を平成19年6月まで延長し、中国西南部の主要言語である現代チベット語に関する資料収集および資料整理をおこなった。その際、資料整理のアルバイトを雇用した。19年度に収集・整理したデータについては、18年度までの現地調査で収集していたダパ語のデータと対照し、分析をおこなった。チベット語は、ダパ語の話される地域で古来からの上層語である。ダパ語とチベット語の一次資料を対照したことにより、これまで記述の進んでいなかった、ダパ語の名詞化現象、証拠性表現、視点表現、格標識、方向表現について、分析をさらに進めることができた。中でも証拠性表現と視点表現については、論文「Evidentials and evidential-like categories in nDrapa」として発表をおこなった。また、名詞化については、「言語の構造的多様性と言語理論」プロジェクトの研究会において「ダパ語の名詞化」というタイトルで発表をおこなった。さらに、ダパ語、チベット語と隣接する地域で話されるチァン語の人称接辞についても対照研究をおこなった。チァン語には、動詞に非主語の人称が表示される現象があるが、その現れ方が、チベット語やダパ語の視点表現に似た特徴を持っていることが明らかになった。成果は、国立民族学博物館共同研究会「世界の諸言語における態(voice)の類型論的研究」において「チァン諸語における非主語の人称標示について」と題して発表した。
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