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ドイツ語の動詞範疇と項の典型的主体性・客体性の関係について

研究課題

研究課題/領域番号 16720091
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 言語学
研究機関琉球大学

研究代表者

野上 さなみ  琉球大学, 法文学部, 助教授 (80325828)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードドイツ語学 / 言語学 / 意味論 / 動詞範疇 / 主題役割 / 項 / 対照言語学 / 典型的主体性・客体性 / 心理動詞(構造) / 再帰代名詞 / 概念化 / 語彙的意味構造(LSS) / 自動詞化 / 反使役動詞(構造) / 接頭辞(be-) / 動詞の他動性 / 他動詞化 / 動詞の意味論 / (項の典型的)主体性 / (項の典型的)客体性 / 非対格・非能格動詞 / (変化の)漸次性
研究概要

本年度は全般的に、平成16年度から18年度までの三年間の研究の総括に当てることとなった。最終的に論文の形で総括内容をまとめるには至らなかったが、順を追って過去三年間の研究内容と実績を挙げて報告することとする。
平成16年度には『接頭辞be-の付加』に関して、この接頭辞による自動詞の他動詞化の決め手となる項の意味論的性質をつきとめ、論文として学会誌に発表することができた。平成17年度には『再帰代名詞による心理動詞構造の自動詞化』と他のタイプの再帰構造の間に見られる、使役主の役割を担う項の取り扱い方の相違を明らかにすることができ、このテーマについても学会誌に発表済みである。
平成18年度の研究テーマとして予定していた『非人称受動態』および『接頭辞ver-』については、予定していたほど充分なデータの収集がかなわず、残念ながら論文の形にして発表することができなかった。しかしながら、この三年間の研究結果として現時点で明確になっていることは以下の二点にまとめることができる:
(1)接頭辞や人称代名詞などの助けを借りて、自動詞(構造)を他動詞化したり、逆に他動詞(構造)を自動詞化する際には、構造内の特定の項が備え持つ意味論的特質、特にその典型的主体性や客体性が決め手となって、これらの構造の形式的操作が可能となること、
(2)項の典型的主体・客体性は、専攻研究によって明らかにされているよりも内容的に多様であり、様々な統語的構造について意味論的な研究を進めるに当たり、それらも考慮する必要があること。
さらに来年度以降の研究テーマとして掲げている『ドイツ語における進行形』に相当する形式が成立するための条件とその使用がロマンス言語にくらべて抑制される根拠を明らかにするための準備も進めることができた。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] ドイツ語の心理動詞における出来事の概念化について2006

    • 著者名/発表者名
      野上 さなみ
    • 雑誌名

      機関誌『二ダバ』(西日本言語学会編) 35号(未定)

    • NAID

      120006878603

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] ドイツ語の自動詞と接頭辞be-の関係について2005

    • 著者名/発表者名
      野上 さなみ
    • 雑誌名

      西日本言語学会編 機関誌 『ニダバ』 第34号(未定)

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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