研究課題/領域番号 |
16720141
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
外国語教育
|
研究機関 | 明石工業高等専門学校 |
研究代表者 |
大和 知史 明石工業高等専門学校, 一般科目, 准教授 (80370005)
|
研究期間 (年度) |
2004 – 2006
|
研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
|
配分額 *注記 |
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2006年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2005年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2004年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
|
キーワード | イントネーション / 語用論的機能 / 発達過程 / 日本人英語学習者 |
研究概要 |
平成16年度の助成により、必要な物品をそろえることができた。それにより、昨年度から継続して本年度も、それらを用いて調査を開始することが可能となった。以下にその手順を記す。 平成17年度4月から、学生とアポイントを取り、英語発話の録音を継続的に行っている。発話に用いられた対話文は、拙博士論文に用いた対話文と同一のもので、Brazil et al. (1980)、Roach (2000)を基に作成したものである。こうすることによって、拙博士論文において収集したデータとの比較も可能となるようにした。また、発音教材からの対話文も取り入れることで、学生同士で擬似的に対話を行い、その録音も行うことができた。学生に対して、最大でほぼ月に一回のペースでの調査を実施することができた。 平成18年度においては、同じ学生に対しての調査を継続するとともに、これまでの調査において収集した音声データを分析し、経年におけるイントネーション使用の変化を分析・考察を行っている。平成17年度に収集したデータについて、平成18年8月に実施された全国高等専門学校英語教育学会において口頭発表を行い、論文化したものを同学会の『研究論集』に投稿、掲載された。 これまでの研究によって、学生のイントネーションには一定の変化が見られることが明らかとなった。学生への指導は余り行われていないこともあり、自然な学習状況での変化とみなすことができる。 今後も、これまでに採取したデータをまとめ、研究を継続し、英語イントネーションにおける語用論的機能の習得過程の一端を明らかにしたいと考えている。
|