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ハイテク産業における合併規制の違法性判断基準のあり方

研究課題

研究課題/領域番号 16730026
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 社会法学
研究機関大阪大学

研究代表者

武田 邦宣  阪大, 助教授 (00305674)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード独占禁止法 / 企業結合規制 / ハイテク産業 / 企業結合 / 合併規制
研究概要

ハイテク産業における合併規制の違法性判断基準のあり方について、米国および欧州との比較から、日本法への示唆を得ることを目的に研究を行った。
2004年度に「ハイテク産業における企業結合規制」にて米国反トラスト法における規制事例を網羅的に検討した後に、その後の米国法をフォローするとともに、改正後のEC集中規則の適用事例を整理・検討している。そこでの成果は、独占禁止法の適用余地が少ないと考えられてきたハイテク産業においても独占禁止法適用の価値は大きく、またこれまでの伝統的産業とは異なる全く新しい違法性判断基準作りが必要というものである。「市場獲得のための競争(competition for the market)」は、その分析基軸になるものと考えている。ECではしばしばそのような考え方を規制事例に確認することができ、米国においても政権による揺らぎはあるものの、同様の反トラスト法思想は既に存在するものと考えられる。
以上のような比較法研究と同時に、日本法との比較を行うための準備作業を進めた。具体的には、我が国におけるこれまでの企業結合規制の特色を抽出するために、過去の公表相談事例を整理・分析した。本年度はその成果を「企業結合規制にみる公取委の市場画定・市場分析手法」にて公表することができた。また、昨年度のジョンソン&ジョンソンの事例に見られるように、市場の国際化に伴い外国会社同志の合併が大きな問題になるものと考えられることから、市場画定、独禁法の域外適用の問題について基礎研究を蓄積しつつある。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 企業結合規制にみる公取委の市場画定・市場分析手法2005

    • 著者名/発表者名
      武田邦宣
    • 雑誌名

      公正取引 662号

      ページ: 8-14

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 独占禁止法八条一項一号と四号の問題2005

    • 著者名/発表者名
      武田邦宣
    • 雑誌名

      競争法の現代的諸相(信山社)

      ページ: 521-536

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] ハイテク産業における企業結合規制2004

    • 著者名/発表者名
      武田邦宣
    • 雑誌名

      阪大法学 54巻・2号

      ページ: 419-465

    • NAID

      120005726649

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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