研究概要 |
本研究は3年間の継続研究であり、平成18年度はその最終年度に当たる。 平成16年度においては、2編の研究論文(英語;共著)を、欧米の査読つきジャーナルに出版した。さらに、研究テーマに関する書評(英語;単著)を欧米の経済学ジャーナルに出版した。 平成17年度には、1冊の著書(英語;分担執築)を研究成果の一部として出版した。 平成18年度においては、過去3年間に出版してきた上記の研究論文の成果を踏まえながらも、これまでの研究フレームワークに安住することなく、当該テーマに関する新規の研究を始動し推し進めてきた。40年間に渡る世界130カ国のパネルデータを新たに構築し、経済成長とその決定要因への分析を深めると同時に、健康に関する指標と経済成長の関係を計量経済学的に検証してきた。慎重に分析を進めながらその研究結果をまとめ、長編の研究論文(英語;単著)を執筆してきた。その論文("Reexamining the Wealthier-Healthier Paradigm"[仮題]2007,mimeo)は執筆の最終段階にあり、間もなく完成予定である。完成し次第、日本経済学会およびその他研究会での研究報告を行うと同時に、世界のトップ・ジャーナル(査読つき)に投稿予定である。積極的に研究成果の報告および出版を行うことを通じて、新たに生み出された研究成果を世界に発信する。これらの知の共有を行うこと通じて、世界と学問の発展に貢献してゆきたい。
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