研究課題/領域番号 |
16730192
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
大坪 稔 佐賀大学, 経済学部, 助教授 (90325556)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2006年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | リストラクチャリング / エクイティ・カーブ・アウト / M&A / スピン・オフ / 子会社上場 / 純粋持株会社 / カンパニー制 / 分社化 / 多角化 / 内部資本市場 / 事業部制 |
研究概要 |
本年は、昨年に引き続き、米国企業におけるエクイティ・カーブ・アウト、すなわち子会社の上場とその後に実施されるセカンド・イベントに関する実証研究を行った。 日本企業と同様、米国企業においても子会社の上場が実施されているものの、子会社の上場という現象が長期間継続しない点において日本企業とは異なる。米国企業においては、子会社を上場させた後、M&Aや再取得などのセカンド・イベントが実施され、比較的早期に子会社の上場という状態が消滅するのである。ここでは、セカンド・イベントとして、M&A、再取得、スピン・オフ、更なる売却、の4つを挙げ、エクイティ・カーブ・アウトとこれら4つのセカンド・イベントの組み合わせから生じるであろう企業経営上のメリットに関する実証分析を行った。 その結果、エクイティ・カーブ・アウトを実施した多くの企業において、その後セカンド・イベントとしてM&Aが選択されることが明らかとなった。さらに、エクイティ・カーブ・アウト+M&Aの組み合わせが、最も企業経営上のメリットを有している可能性があり、株式市場はエクイティ・カーブ・アウト実施時点においてこのメリットを評価している可能性があることについても明らかとなった。
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