• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ブランドの価値構造における自己表現的機能に関する消費者行動分析

研究課題

研究課題/領域番号 16730218
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 商学
研究機関横浜市立大学

研究代表者

柴田 典子  横浜市立大学, 国際総合科学研究科, 準教授 (60347284)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2005年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード消費者行動 / ブランド / 自己表現 / アイデンティティ / マーケティング / 自己概念 / 自己呈示 / 価値 / 印象操作 / 象徴的消費 / 所有物 / 自己完結 / 自己表現の類型
研究概要

いかにして自社ブランドをロングライフ化し、ブランド力を高めるためにはどうすればよいか、という課題を抱えている。ブランド・マネジメントにおいては、消費者にとってのブランドの意味(役割、価値)を理解することが不可欠であるとともに、当該ブランドが消費者自身との自己関連性を持つ存在となることが、ブランドの独自的、差別的優位性の源泉となる。それには、ブランドが消費者の自己と意味のある形で結びつくことと重要である。そこで、本研究では、消費者のアイデンティティ発達とブランドの関係に焦点を当てた。アイデンティティ発達段階においては(例えば高校生、大学生等)、ブランド性のあるもの(ブランド化された製品)に意識的・無意識的に自分を投映し、自分らしさを表現したり、自分という存在を確認したりすることが多い。故に、ブランドの自己表現的機能は企業側・消費者側双方に対して重要な役割を果たす。従って、「ブランドによる自己表現」を焦点とし、社会(文化、下位文化、準拠集団等)で共有される価値として「ブランド(ブランド性のあるもの>」を捉え、自己表現には他者への自己呈示と自己完結的な自己表現の2側面あるという着想の下、消費者が社会の中でブランドをどのように用い、消費者自身にいかなる影響があるかを自己の側面からその変容(発展、維持、強化)プロセスを明らかにする研究を行った。
具体的には、ブランドによる自己表現に関わる既存研究として、ブランドの価値に関する研究をはじめとし、消費者行動における自己研究、象徴的消費、顕示的消費、心理学・社会心理学における関連研究のレビューを行い、本研究の枠組みを提示し、インタビュー調査や自記式調査を行い、定性データ、定量データを入手し、分析を行った。しかしながら、結果的に定性的な分析が主となったため、定量的な分析を行う上で残される課題は多い。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2007 2005 その他

すべて 雑誌論文 (3件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] ブランドに投映される自己~スポーツ・ブランドによる自己表現~2007

    • 著者名/発表者名
      柴田 典子
    • 雑誌名

      横浜市立大学論叢 社会科学系列 58巻(未定)

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 所有物に投映される消費者の自己〜消費者行動における自己の形成〜

    • 著者名/発表者名
      柴田 典子
    • 雑誌名

      横浜市立大学 紀要 (投稿中)

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] ブランドの自己表現的機能〜ブランドに投映される自己〜

    • 著者名/発表者名
      柴田典子
    • 雑誌名

      日本商業学会関東部会(2004.4.18)にて報告

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [図書] マーケティング用語辞典(和田充夫・マーケティング協会編)2005

    • 著者名/発表者名
      柴田 典子
    • 出版者
      日本経済新聞社
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

URL: 

公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi