研究課題/領域番号 |
16730267
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 仙台白百合女子大学 |
研究代表者 |
高橋 早苗 仙台白百合女子大学, 人間学部, 助教授 (90285685)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | セキュリティ / 安全 / 都市 / 犯罪 / 刑事政策 / 社会学 / 秩序 / アメリカ |
研究概要 |
2年間にわたる研究の2年目として、本年度は2つのテーマ--ロンドンの公共空間のセキュリティ施策と、フランスの都市暴動について検討した。 第1に、イギリスにおける1950年代以降の犯罪動向とそれに対する刑事政策、一般市民の犯罪リスクの性質や犯罪恐怖に関する文献・資料の収集を行った。とりわけ、ロンドンに焦点をあて、7月の地下鉄・バス爆破テロ発生から約1ヵ月後、発生現場の復興や、公共空間のセキュリティ確保に関わる対策のあり様を視察した。また、現地において取締りを強化するロンドンの犯罪・都市政策、特にCCTVによる監視の強化とその問題点に関する資料収集に努めた。本年度の研究成果は、2006年度中にニューヨークとロンドンの比較研究の形で発表する予定である。 第2に、2005年10月下旬から11月中旬にかけてフランスの大都市郊外で起こった若者の暴動に着目し、資料収集を行うとともに、その整理・解読につとめ、「フランスの都市暴動:都市暴力、若者、セキュリティ」というタイトルで論文をまとめた。騒乱の発火点となった大都市「郊外」のフランス的特質や、郊外の大規模公営団地に住まう移民出身の住民たちの来歴と生活の現状、コミュニティの解体、平時の「都市暴力」と今回のような「暴動」の原因と特質、さらに、「郊外」の<社会的困難を抱えた地区>でしばしば若者と衝突する治安部隊(警察・憲兵隊)の運用を中心とするセキュリティ政策の特質などを考察した。
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