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態度研究への複雑系理論の応用:マウス・パラダイムによる動的な態度測定

研究課題

研究課題/領域番号 16730305
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 社会心理学
研究機関東京大学

研究代表者

森尾 博昭  東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 助手 (80361559)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード態度 / 動的系理論 / 複雑系 / 態度測定 / 態度変容 / 文化比較 / 社会的判断 / 時系列データ
研究概要

平成17年度には,平成16年度に作成した,日本語版マウス・パラダイム実行用ソフトウェア,およびデータ処理プログラムを利用し,2つの本実験を行った.第1実験では,社会的態度の対象をリサイクリングおよび同性愛とし,先行研究において得られた知見が適用されうるかを検討した.また,反応速度を用いた測定方法であるImplicit Association Testによって,これらの社会的事象に対する潜在的態度も同時に測定した.この実験では,質問紙尺度による顕在的態度の測定と,IATによる潜在的態度の測定やマウス・パラダイムによる態度の動態的測定を同時に行い比較・検討することにより,態度構造のより包括的な理解を目指した.また,自己を対象とした測定の試みを第2実験として行い,ナルシシズムや抑うつと言った,従来から自尊心との関連性に注目されてきた不適応の問題を取りあげた.高い自尊心と結びついたナルシシズムや,低い自尊心と結びついた抑うつは,自尊心との線形関係を持つことが知られてきたが,果たして高い,もしくは低い自尊心が無条件でこららの問題へと繋がるのかは明らかとされてこなかった.第2実験では,マウス・パラダイムによる自己評価の安定性とIATによる潜在的自尊心を同時に検討することにより,これら問題を持つ個人を,統計的により高い精度で予測することが可能であることを示した.第2実験および第2実験の成果は,平成16年度に行った予備実験の成果とあわせて,アジア社会心理学会,日本心理学会,日本社会心理学会,および日本パーソナリティ心理学会において発表された.

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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