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日本の民族集団間の社会的関係に関する計量的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16730306
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 社会心理学
研究機関奈良大学 (2005)
信州大学 (2004)

研究代表者

中原 洪二郎  奈良大学, 社会学部, 助教授 (50282546)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワード民族集団 / 日本人 / 在日コリアン / 華人華僑 / 印象形成 / 社会調査 / エスニシティ / マイノリティ / 社会的関係 / 社会関係 / 民族的マイノリティ / 民族
研究概要

予備調査として神奈川県横浜市在住の日本人・在日コリアン・華人華僑について、グループディスカッションを実施した。グループは(1)各民族集団成員のみ、(2)日本人と在日コリアン、(3)日本人と華人華僑、(4)在日コリアンと華人華僑、(5)日本人・在日コリアン・華人華僑で構成され、各民族集団間の社会的関係の実情、民族集団イメージなどに関するディスカッションからデータを収集した。結果として、日本人から在日コリアンへの印象はマスコミによって、華人華僑への印象はマスコミおよび横浜中華街のイメージを反映したものとなっており、具体的な人間関係はほとんど存在していないこと、北朝鮮・韓国・中国・台湾といった「母国」と日本との国際関係によってその印象が強く影響されていることが明らかになった。在日コリアンと華人華僑との相互イメージについてもマスコミの影響が強く、具体的な人間関係はほとんど存在していないにも関わらず、お互いに強いネガティブイメージを抱いていること、両民族集団とも日本人に対する印象はあいまいで、身近な日本人との関係に強く影響されていることが明らかになった。
本調査として神奈川県横浜市在住の日本人成人男女1,000人および神奈川県横浜市に自宅住所・勤務先・通学先を持つ在日コリアン・華人華僑を調査対象者とする調査票調査を実施中である。日本人対象者については選挙人名簿による無作為抽出標本であるが、その他の対象者については調査協力団体を通しての調査票配布となっている。在日コリアンおよび華人華僑対象者については対象者から調査協力を得ることの困難性から、現在も調査票の配布・回収を継続中である。そのため、本調査の分析は現時点で完了しておらず、残念ながら具体的な研究成果を発表することが出来ない。平成18年度の早い段階で調査を完了し、引き続き分析作業を行う予定である。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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