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抑うつにおける記憶バイアスに関する認知臨床心理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16730343
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 臨床心理学
研究機関弘前大学

研究代表者

田上 恭子  弘前大学, 教育学部, 講師 (80361004)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード抑うつ / 記憶 / メタ感情 / 連続性
研究概要

研究課題「抑うつにおける記憶バイアスに関する認知臨床心理学的研究」に関し,今年度は前年度のまとめと発表及び記憶バイアスの実証に関する実験的研究を中心に,次の4つの研究活動を行った.
第一に,抑うつの構造及び連続性を明らかにすることを目的として前年度行った分析を学術論文としてまとめた.この論文は弘前大学大学院教育学研究科心理臨床相談室紀要に掲載された(第2号,25-30).
第二に,前年度調査を行った抑うつとメタ感情との関連について,SPSSを用いて分析を行った.結果,抑うつが高い者においては,自身の感情への気づきに問題がある可能性が示唆された.この調査研究は,第59回東北心理学会において発表を行った.
第三に,前年度から検討していた抑うつにおける記憶バイアスに関する実験実施に向けてのデザインの再検討と立案を行った.第69回日本心理学会へ参加し行った資料収集に主に基づき,それまで計画していた実験のデザインを見直し,記憶バイアスの測定に関しては過程分離手続きを用い,また記憶検索の手がかりとしでは意味的手がかりを用いることとした.また用いる刺激については,厳密な予備調査・実験が必要であると考えられた.
これに基づき,第四として予備調査・予備実験を行った.具体的には刺激語の検討と検索手がかりの吟味を行った.刺激語の検討については性格表現用語(青木,1971)から抽出した語について大学生対象に社会的望ましさを7件法で尋ねた.また検索手がかりの吟味として,呈示された手がかりから刺激が想起される率に関する予備実験も併せて行った、さらに,抑うつ傾向の高い者にそれら性格表現用語がそれぞれどの程度あてはまるか,臨床心理士を対象に調査を行った.これらの実験・調査について現在分析を進めており,結果は平成18年度の弘前大学教育学部紀要に発表する.

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 抑うつの連続性に関する一考察2005

    • 著者名/発表者名
      田上 恭子
    • 雑誌名

      弘前大学大学院教育学研究科心理臨床相談室紀要 2

      ページ: 25-30

    • NAID

      40015455530

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 抑うつとメタ感情との関連について2005

    • 著者名/発表者名
      田上 恭子
    • 雑誌名

      東北心理学研究 55(印刷中)

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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