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大学生の認識的信念とコミニケーシン行動:文化的価値観からの検証

研究課題

研究課題/領域番号 16730412
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 教育社会学
研究機関フェリス女学院大学

研究代表者

田崎 勝也  フェリス女学院大学, 文学部コミュニケーション学科, 准教授 (00350588)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード認識的信念 / 学習観 / 文化的自己観 / コミュニケーション行動 / 心理尺度 / 文化心理学 / 定性的研究 / 定量的研究
研究概要

本研究の目的は、日本人学生の持つ認識的信念(例えば「知」への姿勢や学習観)を明らかにし、それら認識的信念と文化的価値観の関係を探ることで、日本人学生のコミュニケーション行動の特徴を解明することである。
日本では認識的信念に関した研究は皆無に等しく、先行研究からの知見も限定的であることから、まず面接による探索的な調査を行い、認識的信念の全体像を明らかにした。約40名の学生を対象に集団面接を行った。逐語録を作成し、共通の社会的背景や深層心理を見つけ出す「テーマ分析」(Thematic Analysis)を行ったところ、5つのテーマを抽出することに成功した。米国での調査で見出されている認識的信念と関連性が高いテーマが見つかった一方で、文化的価値観とも関連の高い日本独自の信念があることがわかった。
そこで面接調査で抽出されたテーマを基に心理尺度の開発を行った。それぞれのテーマごとに10〜15項目の質問項目を用意し、約600名の大学生を対象にアンケート調査を行った。一連の探索的因子分析(EFA)の結果残った20項目を対象に、確証的因子分析(CFA)を実施した。こられの20項目による5因子モデルはデータとの十分な適合度を有し、妥当性があることが示唆された。また尺度の内的整合性を示す信頼性係数(ω)は.50〜.65であった。
認識的信念とコミュニケーション行動、またそれらの文化的価値観の関与を検証するため、共分散構造分析(SEM)を行った。コミュニケーション行動の測定には、Argumentativnenss尺度(Infante & Rancer, 1982)を、文化的価値観の測定には文化的自己観尺度(Leung & Kim, 1997)を使用した。分析の結果、コミュニケーション行動と関連性の高い認識的信念が存在し、またそこには文化的価値観の関与が示唆された。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 文化的自己観は本当に「文化」を測っているのか-平均構造・多母集団同時分析を用いた特異項目機能の検証-2007

    • 著者名/発表者名
      田崎 勝也
    • 雑誌名

      行動計量学 34号

      ページ: 79-89

    • NAID

      110006242779

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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