研究課題/領域番号 |
16730427
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教科教育学
|
研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
中村 和世 広島大学, 大学院教育学研究科, 助教授 (20363004)
|
研究期間 (年度) |
2004 – 2006
|
研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
|
配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
|
キーワード | ジョン・デューイ / 美術教育 / アルバート・バーンズ / 工作教育 / 美術批評 / アルバートC.バーンズ / デューイ実験学校 / カリキュラム開発 / 初等教育 / プラグマティズム / 美術教育史 / 美術教育思想 |
研究概要 |
本年度は、ジョン・デューイの芸術教育論の理論と実践に関する研究をさらに進める目的で以下のとおり実施した。 (1)アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ大学リゲインシュタイン図書館に所蔵されているデューイ実験学校に関する資料である『実験学校活動報告』、『シカゴ大学記録』、『小学校記録』などを基に、実験学校における工作教育のカリキュラムが実際にはどのように具体化されたのかを明らかにした。また、実験学校に関するデューイの書簡の内容から、工作を中心とする実験学校のカリキュラムにおいて芸術がどのように位置づけられていたのかを明らかにした。 (2)アメリカ合衆国イリノイ州南イリノイ大学デューイ研究所において文献研究を行い、デューイとアルバート・バーンズの美術教育に関する関係とともに、バーンズの美術教育論の形成へのデューイの影響について明らかにした。 (3)アメリカ合衆国ペンシルバニア州フィラデルフィアにあるバーンズ財団より刊行されている『バーンズ財団ニュース』、『バーンズ財団ジャーナル』などの資料分析や、バーンズ財団美術教育部門による教育プログラムの観察参加によって、アルバート・バーンズの美術教育論の特性とともにその具体化の内容について明らかにした。バーンズ財団ギャラリーにおける実地調査から、バーンズの美術教育論は、一般人を対象にしたプログラムでは実践されているが、学校教育ではまだ実践されていないことが明らかになった。
|