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不変式を用いた一般パーマ加群の研究

研究課題

研究課題/領域番号 16740022
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 代数学
研究機関北海道工業大学

研究代表者

和地 輝仁  北海道工業大学, 総合教育研究部, 准教授 (30337018)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード一般バーマ加群 / カペリ恒等式 / 対称対 / デュアルペア / Weil表現
研究概要

平成18年度は,カペリ恒等式の研究を,一般バーマ加群や関連する設定の下で行い,研究集会での発表も行った.18年度の研究計画の主眼は,A型とは限らない古典型リー代数,つまりB型,D型(直交リー代数)や,C型(斜交リー代数)に対してもにおけるカペリ恒等式,あるいはその類似物を導きたいということであった.
カペリ恒等式とは不変微分作用素環におけるある種の恒等式であり,通常は,1次の掛け算作用素を成分にもつ行列の行列式と,1階の微分作用素を成分にもつ行列の行列式の積を,リー代数の作用で書き表すものである.本研究では17年度において,これを一般化したといえる,2階以上の微分作用素も行列式に現れるような設定の下,対称対のカペリ恒等式と呼ばれる恒等式を既に得ており,A型とは限らない古典型リー代数にも対応して対称対のカペリ恒等式は3種類得られた(投稿済み).18年度の研究の主要な成果は,この恒等式を詳しく解析し,全実部分多様体への制限との関係を見い出したことである.現在も研究の途上ではあるが,平成18年9月にストラスブール大学で開催された,Conference on Representation Theory and Prehomogeneous Vector Spacesなどで中間報告を行った.
また,関連する研究として行っていた,split実現された直交リー代数の普遍包絡環における中心元の簡明な新しい構成についての論文が18年度に出版された.

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Central elements in the universal enveloping algebras for the split realization of the orthogenal Lie algebras.2006

    • 著者名/発表者名
      Akihito Wachi
    • 雑誌名

      Letters in Mathematical Physics 77

      ページ: 155-168

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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