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シュレーディンガー作用素と分数積分作用素の評価に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16740086
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 基礎解析学
研究機関神戸市立工業高等専門学校

研究代表者

菅野 聡子  神戸市立工業高等専門学校, 助教授 (50316931)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードシュレーディンガー作用素 / 基本解 / リバースヘルダークラス
研究概要

シュレーディンガー作用素と分数積分作用素の評価に関する研究について,特にシュレーディンガー作用素の評価に関する研究について,以下の結果を得た:
V(x)を非負のポテンシャルとし,n次元ユークリッド空間上でシュレーディンガー作用素H_1=-Δ+Vおよびシュレーディンガータイプの作用素H_2=-Δ^2+V^2を考える.ここでVは非負の多項式を含むようなクラス(リバースヘルダークラス)に属するものとする.H_1に関するある評価を示し,H_2に対する基本解の評価を示した.それを用いていくつかのシュレーディンガー型作用素のL^p有界性を示し,それらのうちの1つがカルデロン・ジグムント作用素であることを示した.また,作用素H_2に関する作用素の合成の形の作用素について,L^p有界性が成り立つことを示した.
以上の結果に対して,平成16年度は大学の数学教室のセミナーにおいて概要を話すレベルであったが,平成17年度は細部まで詰めた完全な形で,日本数学会をはじめ偏微分方程式および調和解析の研究集会などにおいて,口頭発表を4件行った.それらの結果をまとめたものについては,学術雑誌に掲載が予定されている.
さらに,上記のシュレーディンガー型作用素については,さらによりよい基本解の評価が得られないか,また,より高階の場合,ポテンシャルを一般化した場合,磁場作用を持つ場合等の問題があり,現在研究中である.
分数積分作用素の評価については,残念ながら新しい結果は得られなかったが,シュレーディンガー作用素への応用に関係する問題があり,現在研究中である.

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2005 その他

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] L^p estimates for some Schrodinger tye operators and a Calderon-Zygnund operator of Schrodinger type2005

    • 著者名/発表者名
      菅野 聡子
    • 雑誌名

      調和解析セミナー報告集 21

      ページ: 37-47

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] シュレーディンガー型作用素の基本解の評価とSobolev estimateについて2005

    • 著者名/発表者名
      菅野 聡子
    • 雑誌名

      平成16年度熊本大学応用解析セミナー報告集

      ページ: 123-126

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] L^p estimates for some Schrodinger type operators and a Calderon-Zygmund operator of Schrodinger type

    • 著者名/発表者名
      Satoko Sugano
    • 雑誌名

      Tokyo J.Math. 掲載予定

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] シュレーディンガー型作用素の基本解の評価とSobolev estimateについて

    • 著者名/発表者名
      菅野 聡子
    • 雑誌名

      熊本大学応用解析セミナー報告集 (発表予定)

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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