研究課題/領域番号 |
16740112
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 和歌山大学 |
研究代表者 |
富田 晃彦 和歌山大学, 教育学部, 准教授 (20294291)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 矮小不規則銀河 / 星形成史 / 光学観測 / 分光器 / 電波観測 / 天文教育 / 渦巻銀河 / スペクトル |
研究概要 |
(1)矮小不規則銀河のスペクトル及び画像のデータベース整備 星形成史を得るための世代分解プログラムのバグ取りは完了しなかった。本研究期間終了後、引き続き努力する。一方、これまで取得したスペクトルおよび画像のデータは、ウエブ上で公開を予定している(2007年夏より)。本研究期間で整理したデータの最終的なまとめであり、他研究者への貢献である。 (2)銀河の星形成領域の狭帯域撮像観測 スペイン、カナリア天体物理研究所のDr.Bernabe Cedresと協力して進めた。第一論文は昨年出版され、その後行った観測結果をまとめている。第二論文は来年度以降に発表する予定である。銀河ごとの、初期質量関数の違いを論じていく予定である。 (3)光学分光器の開発 岡山天体物理観測所のカセグレン分光器KOOLSの開発において、4月の試験観測に参加した5そのデータから、CCD検出器の入出力線形性など、カメラの性能評価を行った。また和歌山大学教育学部屋上天文台でも銀河の分光観測が続けられるよう、分光器の中心部分を購入し、性能向上に努めた。これは大学における研究基盤整備の一環である。 (4)電波観測の開始 野辺山45m新マルチビームでの観測は進めることができなかった。一方、みさと天文台で進めている、直径8mパラボラの電波望遠鏡開発に参加した。HI21cmファーストライトに成功した。銀河系近傍の矮小銀河にあるHIガス検出を来年度以降目指す。 (5)教育・普及活動 矮小銀河での星形成史の研究、その観測のための機器開発を題材に含みつつ、天文学の教育・普及活動にもカを入れた。論文化で来たものとしては、今年度はこの部分によるものが一番多かった。
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