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Mn-Cr・Pb-Pb法を用いた初期太陽系物質の年代学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16740305
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 地球宇宙化学
研究機関神戸大学

研究代表者

山下 勝行  神戸大学, 理学部, 助手 (50322201)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードMn-Cr法 / Pb-Pb法 / 年代測定 / 隕石 / CAI / コンドリュール / メソシデライト / ユレイライト / Pb-Pb / Mn-Cr / 年代学 / 同位体 / コンドライト
研究概要

本研究では、初期太陽系における物質進化のプロセス及びタイムスケールを明らかにするために、隕石やその構成物質(CAIやコンドリュールなど)の精密同位体分析および年代測定を行った。年代測定では、絶対年代を求めるためのPb-Pb年代測定法の開発、そしてPb-Pb法だけでは年代測定が困難な試料に対応するためのMn-Cr年代測定法の開発を行った。Pb-Pb法では主に炭素質コンドライトの年代測定を行った。その結果、Allendeのような、熱変成の影響をあまり受けてない隕石がコンドリュール・CAIともに非常に古い年代(>4566Ma)を示すのに対し、神戸隕石のような熱変成を受けているものは、コンドリュールでも4512Maという非常に若い年代が得られることが明らかになった。これはPb-Pb法が熱変成に極めて敏感に反応することを意味しており、Pb-Pb年代の解釈に注意が必要であることを示している。一方、Mn-Cr法では主として分化した隕石(メソシデライトのマトリックスやユレイライトの全岩試料)の精密同位体測定・年代測定を行った。その結果、これまで炭素質コンドライト以外には存在しないと考えられていた54Crの同位体異常がメソシデライトやユレイライトにも存在することが明らかになった(ただし異常の方向は逆)。この同位体異常の発見は、今後さらに分析試料を増やすことでこれらの隕石の起源を明らかにするためのトレーサーになりうると考えている。またメソシデライトに関しては、その内部アイソクロンから、53Mnが消滅した後にMn-Cr系がリセットされた事が明らかになった。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] Chromium isotopic study of mesosiderite and ureilite : evidence for ε^<54>Cr deficit in differentiated meteorites2005

    • 著者名/発表者名
      Yamashita, Katsuyuki
    • 雑誌名

      Antarctic Meteorites XXIX

      ページ: 100-101

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] Pb isotopic study of Kobe (CK4) meteorite2004

    • 著者名/発表者名
      Yamashita, Katsuyuki
    • 雑誌名

      Antarctic Meteorites XXVIII

      ページ: 93-94

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] Pb isotopic study of Kobe (CK4) meteorite2004

    • 著者名/発表者名
      Katsuyuki Yamashita
    • 雑誌名

      Antarctic Meteorites XXVIII

      ページ: 93-94

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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