研究課題/領域番号 |
16750037
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
有機化学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
奥島 鉄雄 愛媛大学, 大学院理工学研究科, 講師 (60359924)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | アズレン / 共役拡張ポルフィリン / 逆Diels-Alder反応 / チオフェン / 有機半導体 / エレクトロクロミズム / ヘテロポルフィリン / トリピラン / カルボカチオン / pK_<R+>値 |
研究概要 |
アズリトリピランを用いた[3+1]ポルフィリン合成反応とそれに続く逆Diels-Alder反応により共役拡張アズリポルフィリンを合成できることを明らかにした。モノ-、ジ-、トリベンゾアズリポルフィリンのように共役の程度を制御したものや、アズリチアトリベンゾポルフィリンなど、共役拡張型の核修飾アズリポルフィリンの合成に成功した。以上の成果を第18回基礎有機化学連合討論会(九州産業大学)で発表した。 ヘテロサイクルとジ(1-アズレニル)メチリウムユニットの組み合わせによる新たなエレクトロクロミズムとなる系の構築を試みた。ジ(1-アズレニル)メチリウムユニットとチオフェンを連結したメチルカチオンを合成した。また、新規導電性有機材料の構築を目指し、6-アズレニル基によるアニオン安定化効果の寄与を受けたチオフェン誘導体の合成に成功した。以上の成果を日本化学会第87春季年会(関西大学)で発表した。 前年度に報告したフルオランテンが結合したベンゾポルフィリンの合成研究を引き続き行い、日本化学会第87春季年会(関西大学)で発表した。また、ナフトポルフィリンやベンゾポルフィリンなどの共役拡張ポルフィリン、およびキノキサリノアザポルフィリンを逆Diels-Alder反応を利用して簡便に合成することに成功し、これらの成果について、日本化学会第87春季年会(関西大学)で発表し、および一部を雑誌論文として発表した。また、π系拡張型コアモディファイドポルフィリンについても研究を進め、現在、論文を投稿中である。
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